片岡監督の娘は野球が嫌い？！

キライ31 ページ33

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あ「……全部話すよ………」









そして私は怪我のことをみんなに話した。






透「なんで言ってくれなかったんだ？ 言ってくれれば俺達がお前にきつくあたることもなかったのに。」









あ「そんなこと言ったらみんな傷物に触れるように接するでしょ？そっちの方がよっぽど嫌。」




みんな私の言葉を聞いて下を向いてしまった。







「…すんません」







いきなり謝ってきたのは前園だった。








あ「前園、何謝ってんのさ。顔上げなよ。」






前「俺はAさんのことやっかんでいました。でも、今の俺じゃあAさんの球は打てません…俺、Aさんの球打てるようになりたいです！

お願いしますAさん。俺に野球を教えて下さい。」






あ「何当たり前のこと言ってんの。私はみんなに野球を教えるために此処に来たんだよ…でも、そう言ってくれて嬉しいよ。ありがとう。」






純「おいおい、ゾノ！何お前だけカッコつけてんだよ。俺だってAの球打ちてぇよ！Aどうしたらもっと打てるようになる！教えてくれ！」








あ「ふっ、当たり前だよ。私が教えられる事全部教えるよ。 」







部員「よろしくお願いしますA／Aさん！」









あ「……っ、こちらこそ。」









そのとき、私の頬に暖かいものが流れた。









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