片岡監督の娘は野球が嫌い？！

キライ21 ページ23

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バチバチと睨み合う二人を礼ちゃんがなだめに行った。




礼「ごめんね東君、この子田舎から出てきたばかりで何も分かってないの。




せっかくの機会だからこの子に本物のバッティングを見せてあげてくれる？」



俺はいいですと礼ちゃんの提案を呑んだ東さん。




あ「沢村君、ここは野球のグラウンドなんだから言いたい事があるなら、プレーで証明してくれる？」





私の言葉を聞いた礼ちゃんがフッと笑って沢村君を着替えさせようとした。私の提案に賛成してくれたみたい。




御「へへっ…おもしろそーっスね。







礼ちゃん…そいつの球俺が受けてもいい？」





いきなり口を開いた御幸に皆驚いた顔をした。






東「コラァ、御幸 一年が出しゃばるんじゃねぇ！」






御「ははは すみません！




けど東さん最近天狗気味だし…若者とプレーでもして初心取り戻した方がいいかと思って…」





東「…な、だ…誰が天狗じゃコラァ〜お前らみんな俺のことそうおもっとたんか？上等やないか御幸〜！！」






礼ちゃんがなだめるにも関わらず怒鳴る東さん。そして、同じ一年生に謝れと言われながらも黙々とプロテクターを着ける御幸。






礼「御幸君…あなたが受けてくれると助かるわ。彼、面白い球投げるから…



だけど本人は『本物の自分』に気づいてないの…


そのポテンシャル限界まで引き出してもらえる？」



御「…へぇ何それめちゃくちゃ期待値高けーじゃん！」




礼ちゃんがこんなに期待してるなんて、どんな選手なんだろ沢村君って。






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