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好敵手3 ページ4

次の日。
朝練が終わり、教室へと向かう足取りはいつもより軽かった。

女の子の声援に軽く答えつつ、早歩きで着いた教室の窓際後ろの席。その隣には昨日のくじ運で勝ち取った(?)あの子。

最近目が悪くなった、と、勉強中のみメガネをするようになったその子の真剣な横顔に思わず見とれてしまう。
さすが、成績上位者。様になっている。


「...あ、黄瀬おはよ。お疲れ、どした?」


目線に気が付いたのか、メガネを外しながら俺を捉えて首をかしげる。


“見惚れてました”

なーんて言えるわけが無い。


「いや、そらっち朝から頑張ってるなー、って思ったンスよ!」

「まあ、1時間目数学小テストだし」

「え...?」


え、何それ。なにそれ聞いてない。

いや、違う。
多分、俺寝てた...!


「やばい、どうしよ...」


そらっちの方を見ると、そらっちは呆れた顔をした。
“そのくらい、確認しなよ。”って顔。


「もう、諦めるしかないでしょ。黄瀬、もう大人しく先輩にシバかれろ!」

「待って、そらっちひどくね!?ひどくないッスか!?」


うっうっ、と泣いたフリまがいをしてみればそらっちは勉強に戻っている。

ちょ、え、スルー!?
マジで!?え、ちょ、そらっちぃいいいい!!?


「俺、泣くッスよ!?ツッコミ入れて!!!」

「黄瀬、静かにして」


玉砕。
勉強に戻るそらっちを横目に、ちょっと悲しい。


余談であるが言うまでもなく。
その後のテストも惨敗した。

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りた。(プロフ) - ひとみさん» 一気に…!?お疲れさまでした、ありがとうございます!クラスマッチ編あともう少しで完結します…!これからもどうぞよろしくお願いします!がんばります!!! (2016年7月13日 8時) (レス) id: 60b76a6687 (このIDを非表示/違反報告)
ひとみ - 一気に読ませて頂きました!とても面白かったです!占いツクールにもこんな作品があるんだなぁと思いました( ˙˘˙ )応援しています! (2016年7月12日 23時) (レス) id: 5dddd6f71b (このIDを非表示/違反報告)
りた。(プロフ) - だおさん» ありがとうございます!黄瀬君にはちょっと格好悪く片思いをして欲しいと思いこうなった次第です。嬉しいです、励みになります!こちらこそ、これからも見守っていただけると幸いです、どうぞよろしくお願いします! (2016年6月25日 10時) (レス) id: c66c29cc58 (このIDを非表示/違反報告)
だお(プロフ) - 初めて見るような内容で楽しく読ませて頂きました(*^^*)これからも頑張ってください! (2016年6月25日 6時) (レス) id: d490ebbd79 (このIDを非表示/違反報告)
りた。(プロフ) - 桃さん» ありがとうございます!あくまで塩対応な夢主ちゃんのデレを早く書きたいなぁとただいま頑張っております!どうぞ温かく見守っていただけると幸いです。これからもよろしくお願いします! (2015年12月30日 14時) (レス) id: 066dfb27bb (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:りた。 | 作成日時:2015年12月5日 23時

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