可愛くなったから好きになって【まふまふ】

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｢まふゆくん｣


ま｢なぁに｣


｢痕、付けすぎだよ｣


ま｢いいじゃん。僕のって印…嬉しいでしょ?｣


｢もう…ほら、授業出なきゃ｣




そう言って立ち上がろうとした


でもそれは

まふゆくんによって阻止されて



気づいたら彼の腕の中





ま｢もうちょっと遊ぼ?まだ痕付けたい｣





ね?なんて言わないで



そんな顔しないで


頷いてしまうから





結局、午前中の授業は出ずに



まふゆくんと一緒にいた


それは私にとっては幸せなことだから



だから別に先生に怒られても



気しないの




｢振り向いて欲しいよ。まふゆくん｣



説教から解放されて教室に戻れば



まふゆくんの姿はない



窓の外を見れば


仲良く手を繋いで話している男女




まふゆくんと

今朝話していたひなちゃんって子



今日はあの子か




なんて思いながら彼に付けられた



痕をなぞった





｢まふゆくん｣





そう呼んだら来てくれないかな

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