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欲しいもの 【まふまふ】 ページ19
まふまふside
朝の、玄関先。扉を開けて待っていたのは、一番会いたかった君。
「まふくん、誕生日おめでとう!!」
「わわっ、ありがとうA」
朝からの突然の訪問、からのお祝いの言葉。
「はい、という訳でプレゼント」
「えっ、いいの? ……っわあ、凄い」
そう言って取り出された箱の中身は、素敵な帽子。
付けられたカードにちっちゃく手描きのまふてるが描かれているのが、細やかな事が好きな彼女らしい。
「へへ、一番にお祝い言いたかったんだ」
くしゃりと照れたように笑うA。
まっすぐな性格、くるくると変わる表情、明るくて、どれだけこっちが沈んでても笑顔にしてくれる。
そんな向日葵の様な彼女が、僕は本当に大好きで。
大好きな彼女をぎゅっと抱きしめて、こう聞いた。
「ねえ、僕もう一個欲しい物あるんだけどいい?」
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