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欲しいもの 【まふまふ】 ページ19

まふまふside




朝の、玄関先。扉を開けて待っていたのは、一番会いたかった君。


「まふくん、誕生日おめでとう!!」



「わわっ、ありがとうA」





朝からの突然の訪問、からのお祝いの言葉。



「はい、という訳でプレゼント」



「えっ、いいの? ……っわあ、凄い」


そう言って取り出された箱の中身は、素敵な帽子。
付けられたカードにちっちゃく手描きのまふてるが描かれているのが、細やかな事が好きな彼女らしい。




「へへ、一番にお祝い言いたかったんだ」





くしゃりと照れたように笑うA。









まっすぐな性格、くるくると変わる表情、明るくて、どれだけこっちが沈んでても笑顔にしてくれる。









そんな向日葵の様な彼女が、僕は本当に大好きで。





大好きな彼女をぎゅっと抱きしめて、こう聞いた。




「ねえ、僕もう一個欲しい物あるんだけどいい?」

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作者名:恭華 x他4人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2017年10月14日 21時

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