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次の日
「はようざいます！」
「はようざいます！」
朝、Aは入部希望者の列に並んでいた。
二列目の右端だ。
監督の片岡先生が来ると皆一斉に挨拶をする。
「これで入部希望者は全員か？」
「はい！」
全員の声が揃った。
監督は、四角い顔にひげ、そしてグラサンをかけている。なんつー恐ろしい顔だ、とAは心の中で思う。
どうやら、監督にむかって、一人ずつ自己紹介をするようだ。
「南中出身、武本篤！！よろしくお願いします！！」
自己紹介をすると、
先輩たちから拍手が送られる。
(そーいや、御幸先輩いないな。寝坊か？起こした方がよかったのだろうか。)
Aの頭に御幸のことがよぎったが、自業自得だと考え、気にしてないようだ。
「宮川シニア出身！大嶋宏！！希望ポジションはショート！守備には自信があります！！頑張りますのでよろしくお願いします！！」
(ん？なんだあいつ...)
Aの視界に入ってきたのは遅刻をして来た沢村。
ホークアイを持っているAは、首や目を動かさずに見ることができる。
(あんな恐そうな監督から視線を外すなんて俺に出来るわけがないだろう。)
意外にチキンなA。
それから数分もしないうちに御幸が来た。
二人して倉庫に隠れている。
「あぁ〜！！御幸かず...」
ここまで聞こえた声。御幸が叫んだ沢村の口を塞ぐが、全員が気がつく。隠れているため姿は見えなかったと思うが。
監督から立ち込めるオーラが変わる。一年生の顔が青ざめた。
おそろしい。
それから何事も無かったかのように、引き続き行われる自己紹介。
(お、そろそろ俺の番だ)
「よし、次、二列目」
監督がそう言った後、沢村が列に向かって走ってきた。そして、その奥にニヤニヤしている御幸。
Aは視界が広いため、それに気づいた。
(ちくしょう。誰か知らんが俺の番に走ってきやがって。紛れ込もうとしてやがるな、おい。)
「どうした、早くしろ」
監督がAに催促をした瞬間
「あ〜！！こいつ遅刻したのに列に紛れ込もうとしてるぞ〜！！」
御幸が叫んだ。
御幸にオトリにされたと気づく沢村。全員の視線が沢村に集まる中、御幸は密かに紛れ込む。
そのあとは、四人怒られた。
沢村、と同室の先輩、増子と倉持。そして御幸。
(は！ざまぁ
.
さて、俺はどのタイミングで自己紹介を再開しようか。)
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トリ - 蜜甘さん» ありがとうございます。更新頑張ります！ (2014年11月6日 5時) (
レス) id: 19e2cf9ec9 (このIDを非表示/違反報告)
トリ - スズさん» あ、それは嬉しい。ほんとに。ありがとうございます。ほんとに。 (2014年11月6日 5時) (レス) id: 19e2cf9ec9 (このIDを非表示/違反報告)
トリ - 翔織さん» ありがとうございます！これからもそう言ってもらえるよう頑張ります！ (2014年11月6日 5時) (レス) id: 19e2cf9ec9 (このIDを非表示/違反報告)
蜜甘 - とてもおもしろいですこれからも更新頑張ってください！ (2014年11月5日 18時) (レス) id: 6a4a3a7dce (このIDを非表示/違反報告)
スズ - すごく面白いです!今一番はまってます!!更新頑張ってください!!! (2014年11月5日 16時) (レス) id: 90f76f9e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トリ x他1人 | 作成日時：2014年9月30日 4時
