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Aが誠凜高校に行くようになってから3日が過ぎた。



ここ数日、寮にAが戻るのは夜の10時を過ぎてからだった。

降谷には事前に言ってある。
一週間練習に付き合えないと。

ちなみに監督にも許可はもらった。
その代わり彼が一軍に入ることはないと言われたが。


『ただいま』


部屋に入った彼を出迎えたのは、御幸だけ。いつものメンバーはもういなかった。
それはそうだろう、さすがに遅い時間だ。


「おかえり」という言葉がない御幸に
Aは少し不思議に思って目をやると、


そこには明らかに不機嫌な御幸。



『先輩?』

「お前、今日も部活休んだな」

『.......』


Aを睨む御幸に対し、
無言になるA。


「どこで何をしていた」

『...許可は貰ってます。』

「そんなことは聞いてねぇよ、どこで何をしていたか聞いてるんだ」

『.......』



Aは口を割らない。



『俺だって言いたくないことの一つや二つあります』



その瞬間、Aは壁に叩きつけられていた。


『っ!!?』


さすがに言い換えそうとしたAは御幸の顔を見てなにも言えなくなる。


「野球を、なめてんのか?」

『!、違う!!』

「じゃあ何で部活に出ない!そうにか思えないんだよ!」





御幸がどれだけ真剣に野球をしているか、
それがわかる。


だからこそAは言い返したかった。
自分だって真剣だと。





『自分だって今何をしたいのかわからない。けど、もう過去には囚われたくないんだ』



Aの目から滴が落ちる。



「?!、お、おい?」


御幸もAのその姿に急に焦り出す。
いつもの彼からは想像できない弱々しい姿にだ。


『くそっ、くそっ、もう嫌だ...』



怒りが冷めて冷静になった御幸は、
ただただ泣きじゃくるAを抱き締めていた。




ーーーーー

作者から。


中途半端ですが、容量の問題で続編にいかせてもらいます。

ここまで読んでくださりありがとうございます。



続編です。
バスケをやめた俺は。2 [男主]

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トリ - 蜜甘さん» ありがとうございます。更新頑張ります! (2014年11月6日 5時) (レス) id: 19e2cf9ec9 (このIDを非表示/違反報告)
トリ - スズさん» あ、それは嬉しい。ほんとに。ありがとうございます。ほんとに。 (2014年11月6日 5時) (レス) id: 19e2cf9ec9 (このIDを非表示/違反報告)
トリ - 翔織さん» ありがとうございます!これからもそう言ってもらえるよう頑張ります! (2014年11月6日 5時) (レス) id: 19e2cf9ec9 (このIDを非表示/違反報告)
蜜甘 - とてもおもしろいですこれからも更新頑張ってください! (2014年11月5日 18時) (レス) id: 6a4a3a7dce (このIDを非表示/違反報告)
スズ - すごく面白いです!今一番はまってます!!更新頑張ってください!!! (2014年11月5日 16時) (レス) id: 90f76f9e5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:トリ x他1人 | 作成日時:2014年9月30日 4時

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