34 貴方side ページ34
朝、いつものように起き、
一人で朝練を開始する。
俺は昨日、ある決意をした。
それは後でわかるとして、
『昨日、降谷とのブルベン、サボっちゃったな』とか考えながら走る。
『はぁはぁ...ふぅ』
水道の水をゴクゴクと音がなるくらい勢いよく飲むと、手の甲で口元を拭った。
走るのにも慣れてきて、走るペースも早くなったこの頃の俺は、クリス先輩を待たせないですんでいる。
『あれ?』
クリス先輩が来るまで時間があったので、
ストレッチをしながら待っていたのだが、
先輩は、いつも来る所に時間になっても来なかった。
『どうしたんだろ...』
そう思い、辺りを探す。
こういうとき、俺の目は便利だ。
そのため、あまり時間もかからず見つけることができる。
『...あー』
俺の視線の先にはクリス先輩と沢村
(どおりでうるさい声が聞こえると思ったら、
お前かよ沢村...)
二人はブルベンをやっている。
まぁ、バッテリーだもんな。
どうしようかと迷ったが、俺は個人で練習することにした。
クリス先輩がこっちに気づいたっぽかったので、頭を下げ、バッティングマシーンに向かった。
ーーー
帰りのホームルームも終わり、何もない生徒は下校の時間である。
『かーねまる!』
金丸に抱きついたら、照れながらも嬉しそうに抱き締め返してきた。
え、何この天使。
キャラ崩壊とか知らない。俺だけに見せてくれる、こういう顔とか可愛すぎ。
ごほんごほん。
それはさておき本題だ。
金丸に話しておこうと思ったことがあるんだ。
『金丸、俺さ、今日から一週間、部活休むわ』
「は?」
金丸の驚く声に苦笑しながら、
俺は金丸から離れる。
そのまま、固まっている金丸をおいて
教室を出た。
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トリ - 蜜甘さん» ありがとうございます。更新頑張ります! (2014年11月6日 5時) (レス) id: 19e2cf9ec9 (このIDを非表示/違反報告)
トリ - スズさん» あ、それは嬉しい。ほんとに。ありがとうございます。ほんとに。 (2014年11月6日 5時) (レス) id: 19e2cf9ec9 (このIDを非表示/違反報告)
トリ - 翔織さん» ありがとうございます!これからもそう言ってもらえるよう頑張ります! (2014年11月6日 5時) (レス) id: 19e2cf9ec9 (このIDを非表示/違反報告)
蜜甘 - とてもおもしろいですこれからも更新頑張ってください! (2014年11月5日 18時) (レス) id: 6a4a3a7dce (このIDを非表示/違反報告)
スズ - すごく面白いです!今一番はまってます!!更新頑張ってください!!! (2014年11月5日 16時) (レス) id: 90f76f9e5d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:トリ x他1人 | 作成日時:2014年9月30日 4時