31 ページ31
腹も膨れ、食堂を出た彼らは、
教室に戻る途中に沢村に話しかけられた。
というか突進してきた。
「あーいーざーわーー!!」
昨日から、自分の持ち味について、いろんな人に聞き回っている沢村。
実は真っ先にAに聞きたかったのだ。
突進してきた沢村を軽い動作でキャッチするA。こういうところも紳士である。
『どうした?』
「あのさあのさ!」
しかし金丸はその様子にイラつく。
すぐさまAの手を引っ張り、沢村から離れさせた。
『うわっ!......金丸?』
「そのまま話す必要ないだろ」
『あ、たしかに。』
その返事に、金丸はため息が出た。
Aはとても人から好かれやすい。
それは沢村も、そして自分も例外ではないと金丸は思っている。
これもAの性格の良さからなのだろう。
『で、沢村の持ち味だっけ?』
「あぁ!!」
『自分で考えてもらいたいところだけど、まぁ、ヒントくらいならいいか』
考えるそぶりのAに、
嬉しそうな沢村。
そんな彼らにイライラする金丸。
『前にも言ったけど、お前は体が柔らかいから
他の奴等とは違う動きができる、そこだよお前の持ち味。』
Aは必ず適格なアドバイスをくれる。
「あいざわーー!!ありがとーー!!」
と叫ぶ沢村にAは手を振り替えした。
380人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「黒子のバスケ」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
トリ - 蜜甘さん» ありがとうございます。更新頑張ります! (2014年11月6日 5時) (レス) id: 19e2cf9ec9 (このIDを非表示/違反報告)
トリ - スズさん» あ、それは嬉しい。ほんとに。ありがとうございます。ほんとに。 (2014年11月6日 5時) (レス) id: 19e2cf9ec9 (このIDを非表示/違反報告)
トリ - 翔織さん» ありがとうございます!これからもそう言ってもらえるよう頑張ります! (2014年11月6日 5時) (レス) id: 19e2cf9ec9 (このIDを非表示/違反報告)
蜜甘 - とてもおもしろいですこれからも更新頑張ってください! (2014年11月5日 18時) (レス) id: 6a4a3a7dce (このIDを非表示/違反報告)
スズ - すごく面白いです!今一番はまってます!!更新頑張ってください!!! (2014年11月5日 16時) (レス) id: 90f76f9e5d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:トリ x他1人 | 作成日時:2014年9月30日 4時