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12 貴方side ページ12

「お前って頭よかったんだな」

『ん?意外?』

「あぁ」

『速答すんなや』


彼らは入学式も無事に終わり、このあと1度寮に戻って昼を食べ、部活である。


東条は、新しい友達と話していた。「先行ってて!」だってさ。

俺は速、東条のラインに
『別に寂しくなんか無いんだからね!』
と、うった。


ふざけ。



そういえば同じクラスに沢村君がいた。
あのときの金丸の嫌そうな顔ったら…

笑いが止まらない。


他にも何人か野球部が同じクラスにいた。まぁ、野球部の人数多いしな。

マネさんもいた気がする。


先輩たちは、今日は朝から練習をしている。
入学式だった俺たちとは違い、学校は明日から始業らしい。





.





ヴーヴー、ヴーヴー

『!!...』
鳴っているのは、俺のスマホ
表示された文字は、

『.......』


黒子テツヤ


「出ねぇのか?」

金丸が不思議そうな顔をしてくる。


『ん?あぁ、出るよ。悪いが先行っててくれ』

「...あぁ...
(こいつのこんな冷めた顔するのか)」


金丸の心配そうな顔にも気がつかず、深刻そうな顔をするA。

金丸がいなくなって、もうさすがに鳴っていないスマホに折り返しの電話をする。


「もしもし」


そこには、以前と余り変わらない仲間だったやつの声。


『もしもし』

「...藍沢くんですか?」


敬語なのも変わってない


『あぁ、久しぶりだな黒子。すぐ出なくて悪かった』

「いえ、大丈夫です。」

『で、何かようか?』


何となくだけど想像がつく。
こいつはどこまでもお節介なんだ。


「...藍沢くんは、バスケを本当にやめてしまったのですか?」

『あぁ、そうだよ』

「.............」

『ようはそれだけか?』


黒子には悪いけど、
俺はこの会話を早く切りたい。


「僕はキセキの皆を変えようと思っています。」

『そうか。頑張れよ』


黒子の言葉をバッサリと切り捨て、
そのまま俺は通話ボタンをきった。

もう俺には関係のないことだ。




ため息をひとつついて、金丸を追いかけた。

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トリ - 蜜甘さん» ありがとうございます。更新頑張ります! (2014年11月6日 5時) (レス) id: 19e2cf9ec9 (このIDを非表示/違反報告)
トリ - スズさん» あ、それは嬉しい。ほんとに。ありがとうございます。ほんとに。 (2014年11月6日 5時) (レス) id: 19e2cf9ec9 (このIDを非表示/違反報告)
トリ - 翔織さん» ありがとうございます!これからもそう言ってもらえるよう頑張ります! (2014年11月6日 5時) (レス) id: 19e2cf9ec9 (このIDを非表示/違反報告)
蜜甘 - とてもおもしろいですこれからも更新頑張ってください! (2014年11月5日 18時) (レス) id: 6a4a3a7dce (このIDを非表示/違反報告)
スズ - すごく面白いです!今一番はまってます!!更新頑張ってください!!! (2014年11月5日 16時) (レス) id: 90f76f9e5d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:トリ x他1人 | 作成日時:2014年9月30日 4時

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