悪魔な女子の青春

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互いに自己紹介をした2人は

入学式が始まるまでたわいもない話で何かと盛り上がっていた




「(よかった……悪魔と普通に話せるっ)」



そのたわいもない話をちゃんと出来たことに感動していた入間だが

入学式か始まってから人間である彼には厳しい

【人間丸々我らの食い物 魂・血と肉残さず啜れ】

などの歌詞があった校歌

そしてその校歌に反応して



「人間ってうまいのかな？」


とんでもないことをいう“悪魔”の生徒にビビり、
Aに支えられながら


なんとか意識を持ちこたえる


『入間くん大丈夫？』

「う、うん、なんとか…;」





「えー続いて 理事長挨拶…」




「(理事長!?一体どんな……)」


と気になっていれば





入間くーん
おじいちゃんだよー!!



「(しょッ


職場だったーーッ



入学頑なだった理由はこれか……!!)」


『入間くん、理事長のお孫さんだったのね…
(サリバン様(理事長)お孫さんいたんだ)』




困惑する生徒や教師なぞ置いといて
自由気ままに話し出す理事長、もとい入間の祖父




「いやぁ実は孫が入学しましてね

これがもう可愛くて可愛くて」


「(目立っちゃう！お願いだから変なことだけは…ッ)」



そう願う入間だったが

その願いはサリバンに届くわけがなかった。

なぜか？？



それは……





「そんな孫と撮った1枚がこれです」


「拡大写真(ポスター)！！」




彼は見事なまでに孫バカと言える存在に成り果てているためである。






『わぁ、いいなぁあの写真』

「こっちはいたって平和！！」



どう？どう？と壇上で入間の写真(ポスター)を誇らしげに見せびらかすサリバンに

Aは羨ましそうな顔をしていた





「(即顔バレした;)」


「後程配布します」


「(誰もいらないよそんなのッ)」

『やった！
入間くんとサリバン様の写真ゲットだね』


「(……隣にいました…)




入学して直ぐに

理事長のおかげで周りは完全に入間のことを認知したのだった

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