悪魔な女子の青春

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入間side

綺麗な女の人…じゃなくて悪魔？に声をかけられ

おじいちゃんやその使用人であるオペラさん以外の悪魔と喋ることなんてなかったからかなり戸惑ってしまい、彼女に寂しそうな顔をさせてしまった

慌てて不安やらなんやらでいっぱいいっぱいのこの頭で緊張していることを言えば、安心したように優しい微笑みを向けられた


「(本当に悪魔、なんだよね…今すごく天使みたいに見えた…

この人(悪魔)なら、全然怖くないかも…)」


なんて思っていれば


『実は、私もこれからのことに緊張してるから

一緒だね』



もう一度あの優しい笑みを向けられる


「一緒……(なんだろう…凄く嬉しい)」



普通にあっちの世界(人間界)で暮らしてた時はもう生きるために必死で

女の人とも話すことなんて全然ないし

こんなに優しく笑顔を向けてくるような人もいなかった






『うん、一緒だよ


……そう言えば名前言ってなかったよね


知ってるかもしれないけれど

私はルサールカ・A


あなたは？』



誰にも関わらず、目立たないように過ごそうと決意していたけど、


彼女の優しい声色になぜだか不安や緊張が消えたような気がして

自然と自分の名前を言っていた



「僕は、入間って言います」

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