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「では続きまして

新入生代表挨拶」


司会の声と同時に立ち上がったその人に全ての視線が向けられる


理事長のせいでかなりヘトヘトになった入間に安息の時間が訪れた。



「代表って首席だろ?」

「まじ?」

「すげー」



そんな言葉が上がる中


『もう1人の首席はアリスでしたか』

「え、Aの知り合い?」



と、周りとは違う反応を見せる彼女に入間が思わずそう聞くと




『小さい頃から家族間での交流があったので』


「へぇ〜!そうだったんだ!


…ん?というか、、もう1人ってことは……

Aも…首席?」


『そうですね
でも挨拶は辞退したんです
自分にはむいてないから』


「そ、そうなんだ…


(才色兼備ってこのことを言うのかな……

やっぱりA凄いんだ…)」



だが

2人がそんな会話をしている最中

なぜか司会席の所がやけに慌ただしくしているように見えた



「えー 新入生代表アスモデウス君…


に、代わりまして特待生入間くん


登壇してください」


「(何故)」

『あら』



まさか……



入間は嫌な予感がして自分の祖父が座る方をみれば


ビデオ片手に孫の勇姿を楽しみに待つ姿



「(あああああやっぱり!!!)」


「入間くん!壇上へ!!」

「うっ はいっ!」


『頑張って!入間くん!』


「(今はその純粋な応援が身に染みるほど痛いよぉ…)」



司会に急かされ、Aに応援され壇上に立つ入間


「本物だ」

「ヒョロいな」

「強いのか?」

「理事長の孫だぞ?強いに決まってんだろ


見ろ


この観衆を前にして微動だにしてないぜ」


色んなところから声が上がり、みなが入間の方を見る


「(前に出てはみたけどノープランすぎて1ミリも動けない!!)」


本人はただなにも考えていないだけだった


「(そもそも挨拶とかどうしたら…)」






戸惑う入間に理事長が助け舟を出す…というか

目の前に置かれたポスターが視界に入った

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(プロフ) - 圧倒的機器回避能力、ではなく圧倒的危機回避能力だと思います! (1月22日 2時) (レス) @page26 id: 701fbdee56 (このIDを非表示/違反報告)
R!N(プロフ) - 朝さん» コメントありがとうございます!とてもうれしいです!!!これからも楽しんでいただけるよう頑張ります! (2022年5月9日 18時) (レス) @page33 id: 5067a2983b (このIDを非表示/違反報告)
- 文才!素敵で楽しい小説ですね!ありがとうございました!応援してます! (2022年5月8日 10時) (レス) @page26 id: a8a1068446 (このIDを非表示/違反報告)
R!N(プロフ) - アルナさん» コメントありがとうございます!私も読んでいただけてとても嬉しいです!これからも楽しく見て頂けるように頑張りますので応援よろしくお願いします! (2020年4月19日 8時) (レス) id: 5067a2983b (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - 入間くんの小説あんま見なかったからあって良かったし、面白い^_−☆ (2020年4月19日 2時) (レス) id: 51a47bb2c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:R!N | 作成日時:2019年9月22日 23時

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