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そんなこんなで


2時間後…



ちーん…


ひたすらにクララの相手をし続けた3人は

顔を真っ青にしながら地面に倒れ込んだ


「も…ムリ…」

『さすがに…限界……』


入間とAは体をプルプルさせながら起き上がろうとする

アスモデウスは未だ屍状態

起き上がることもできない



「元気ペコペコ!?」


そんな死にそうな3人とは違いまだまだ元気なクララは

制服のスカートについているポケットをポンポンと叩く


「はいジュース!

お菓子もあるよ!」

「あっありがとう」

『…それ、クララの家系魔術??』



ポケットからでてきた飲み物を貰いながら聞くと


「うん!私の家系の特技なの!

見たことあるものならなんでも出せるよ!!」


そう説明して彼女はポケットから他のものを出してみる


「へぇ すごいね!

…そういえばAもあの時…アズ君と戦った時に

何か言ってたよね?あれもその…家系の特技なの?」


『?…あぁあの時の…そうだよ

私達の家系は“操縦(マリオネット)”といって

色んなものを操ることができるの』


Aが手を動かせば、なんでもないただの人形が

3人の真ん中で踊り出した


「Aすごい!!」

「へぇ!Aもすご…」




「あれーー?

クラりんだ!」




突然クララに話しかけてきた男子生徒



「まぁーた飼い主増えたのかぁ?」


「うん!」


男子生徒はクララの頭を撫でながら聞けば

彼女も嬉しそうに頷いた



「ま、いいや

ジュースくれよ」

「うん!」



なんの躊躇いもなくポケットからジュースをだして
その男子生徒に渡した


「じゃーな」

「バイバーイ」


そして飲み物を貰って満足したのか

男子生徒は仲間を連れて離れていった



「__…今のって」

「あのね!

ああやってなにかあげるとね

喜んでたまーに一緒に遊んでくれるの!」


『…それは…』





「でもね!こんなにちゃんと遊んでくれたのは入間ち達が初めて!

だからね…あのっ

また……一緒に遊んでくれる…?」



こちらの様子を伺いながらいうクララにAと入間は顔を見合わせて



「…うん!」『もちろん』


笑顔を返した




「やめましょう入間様…!

アホが移ります……」


まだ苦しそうにしながら体を起こそうとする


『アホは移らないよアリス』


「あっアズアズ復活した!?遊ぶ!?」


「きょっ今日はもうやめとこうか;」

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(プロフ) - 圧倒的機器回避能力、ではなく圧倒的危機回避能力だと思います! (1月22日 2時) (レス) @page26 id: 701fbdee56 (このIDを非表示/違反報告)
R!N(プロフ) - 朝さん» コメントありがとうございます!とてもうれしいです!!!これからも楽しんでいただけるよう頑張ります! (2022年5月9日 18時) (レス) @page33 id: 5067a2983b (このIDを非表示/違反報告)
- 文才!素敵で楽しい小説ですね!ありがとうございました!応援してます! (2022年5月8日 10時) (レス) @page26 id: a8a1068446 (このIDを非表示/違反報告)
R!N(プロフ) - アルナさん» コメントありがとうございます!私も読んでいただけてとても嬉しいです!これからも楽しく見て頂けるように頑張りますので応援よろしくお願いします! (2020年4月19日 8時) (レス) id: 5067a2983b (このIDを非表示/違反報告)
アルナ(プロフ) - 入間くんの小説あんま見なかったからあって良かったし、面白い^_−☆ (2020年4月19日 2時) (レス) id: 51a47bb2c8 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:R!N | 作成日時:2019年9月22日 23時

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