検索窓
今日:4 hit、昨日:2 hit、合計:5,697 hit

8章<序章> ページ37

黄色い光が差し込み、その光でスパークは目が覚めた。どうやら疲れて眠っていたようだ。


立ち上がると、階段の近くにある廊下に立っていることに気づく。木で作られている廊下はすべすべとしているが、周りの空気はとても冷たく春とは思えないくらいの気温である。


ぶるぶると震えていると、目の前に黄色い光を放つ境界線のようなものが見えた。その光の近くへ行って境界線のある面に右手を突っ込むと、その手は吸い込まれるように消えてしまった。


しかし面から離すと、右手は現れた。



「ど、どうなってるんだ?」



首をかしげて考えていると、その境界線の向こうから誰かがやってきた。黒いマントをかぶり、手には赤い炎をともした松明(たいまつ)を握りしめている。



そいつは足音も立てずに、ゆっくりゆっくりとこっちへやってくる。




そしてそいつは境界線の近くにやってきて、境界面に顔だけ出してきた。スパークは驚きのあまり、腰を抜かして全く立てなくなる。



【やあやあ。初めましてかな? 俺は「アカツノ」という者だ。早速お前の度胸を試しに来たんだ】



そいつはスパークとそっくりな声でこう言ってきたため、震えが止まらない。アカツノに尻を向けて、ただただ縮こまっている。



【はあ〜。想像してたのと全然違うな。お前には度胸があると思ったんだが……】



そのあきれきっている言葉に驚いたスパークは恐る恐る後ろを振り返る。彼の顔をよく見ると、まるで鏡を見ているかのように全く同じ顔をしていた。





-To be continue-

この小説の続きへ→←▽



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 6.6/10 (16 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
3人がお気に入り
設定タグ:オリジナル , ファンタジー , ミステリー   
作品ジャンル:ミステリー, オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

まりもさんだぞっ(`・ω・´)まり - いえいえ、これからも更新頑張って下さいねー (2018年5月24日 17時) (レス) id: ec47b1a578 (このIDを非表示/違反報告)
心の雨と虹の空@写真は載せられない(プロフ) - まりもさんだぞっ(`・ω・´)まりさん» なるほど……。その手がありましたか! 例も書いてくださりありがとうございます! (2018年5月24日 17時) (レス) id: 437d7e5db9 (このIDを非表示/違反報告)
心の雨と虹の空@写真は載せられない(プロフ) - まりもさんだぞっ(`・ω・´)まりさん» 的確なアドバイスありがとうございます! キャラのセリフを感情的に書く……ですか……。一番苦手にしていることですが、ちょっとずつ改変していきたいと思います。更新頑張りたいと思いました! (2018年5月24日 17時) (レス) id: 437d7e5db9 (このIDを非表示/違反報告)
まりもさんだぞっ(`・ω・´)まり - 例えば、キャラのセリフの前に舌打ちを入れて見るなど...(例)「チッ、だからああだと言っておったではないか!」露骨に舌打ちを決め、怒りを表す○○。...みたいな感じですかねー (2018年5月24日 17時) (レス) id: ec47b1a578 (このIDを非表示/違反報告)
まりもさんだぞっ(`・ω・´)まり - ちょっと遅くなりましたが、読ませて頂きました!内容 10点満点! 文 9点 惜しいぃー! 私が思うには、キャラのセリフをもうちょっと、感情的に、細い表現を入れるなどしてみたらどうですかね? (2018年5月24日 17時) (レス) id: ec47b1a578 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:心の雨と虹の空 | 作者ホームページ:http:  
作成日時:2018年4月9日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。