７章 とらわれの身 ページ30
そして時間をかなりさかのぼってホテルの会場に戻るが、スパークは舞台裏で見つけた「あるもの」をポケットに入れながら階段を上っている。
スパークは気を失ってしまっているゾルフィアの元へ歩くと、彼女はようやく目を覚ましてスパーク青年の方を鋭い眼光で見てきた。彼はその瞬間、どきりとする。なぜなら彼女の頬に紫の魔法陣が見えたのだから。彼女を初めて見たときはなかったのに。
しかし、彼は何も触れなかった。目をそらして、その場を切り抜けようとする。
とそこへちょうどサファイアが安心しきった顔で、ゾルフィアから離れた。
「まさか死んでしまったかと思いましたよ。女性を守るのが俺の仕事ですから」
サファイアは何食わぬ顔で腕を組み堂々と自慢したげな顔をしているが、スパークは少しだけ気に食わない。ゾルフィアも苦笑いしている。
それはさておき……ガルバンはスパークの方を向き、赤い目でこちらを見てきた。そしてゆっくりとした口調で３人がなぜその場を離れたのかを説明してきた。
「まずライチさんは財布を忘れたことに気づき、雨が降ってる中階段を下りた。とその時にサリーが彼を捕まえた。彼女には事前に来るように呼んでおいたから、それが出来たんだ。彼女はこう見えても格闘家だからね。
で、この真ん中にいる大工のモートさんはコートを取りに戻ろうとしてたところを、扉の近くで捕らえたんだ。
今目を覚ましたゾルフィアさんはトイレに行ったのちハンカチがないことに気づき、家に帰ろうとしたところを捕まえたということだ。
これで理解できたか、『アカツノ』君」
スパークはその言葉が一瞬理解できなかったが、徐々に時間が経つにつれて怖く感じられた。なぜならガルバン捜査官が「アカツノ伝説」について知っているように思えたからだ。この伝説はスラム街の住人や貴族の人たちはもちろん知らないはずだろうし、知ってる一家の１人であるスパークでさえ知らされていない。
スパーク青年は「なぜ『アカツノ君』と呼んだのですか？」と勇気を振り絞って聞こうとしたら、隣に立っているサファイアがガルバンを隠すように目の前にせり出したきたので全く聞けない。
「なあ、スパーク。『アカツノ』ってカッコイイ名前じゃねえかよ。俺にもカッコイイ名前を付けてくれ〜」
「そうだな…………スブタってのはどうだ」
「ネイミングセンス、悪っ。あほかよ、お前は」
「てめえには言われたくないわ！ このどあほ！」
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まりもさんだぞっ(｀・ω・´)まり - いえいえ、これからも更新頑張って下さいねー (2018年5月24日 17時) (
レス) id: ec47b1a578 (このIDを非表示/違反報告)
心の雨と虹の空＠写真は載せられない(プロフ) - まりもさんだぞっ(｀・ω・´)まりさん» なるほど……。その手がありましたか！ 例も書いてくださりありがとうございます！ (2018年5月24日 17時) (レス) id: 437d7e5db9 (このIDを非表示/違反報告)
心の雨と虹の空＠写真は載せられない(プロフ) - まりもさんだぞっ(｀・ω・´)まりさん» 的確なアドバイスありがとうございます！ キャラのセリフを感情的に書く……ですか……。一番苦手にしていることですが、ちょっとずつ改変していきたいと思います。更新頑張りたいと思いました！ (2018年5月24日 17時) (レス) id: 437d7e5db9 (このIDを非表示/違反報告)
まりもさんだぞっ(｀・ω・´)まり - 例えば、キャラのセリフの前に舌打ちを入れて見るなど...(例)「ﾁｯ、だからああだと言っておったではないか!」露骨に舌打ちを決め、怒りを表す○○。...みたいな感じですかねー (2018年5月24日 17時) (レス) id: ec47b1a578 (このIDを非表示/違反報告)
まりもさんだぞっ(｀・ω・´)まり - ちょっと遅くなりましたが、読ませて頂きました!内容 10点満点! 文 9点 惜しいぃー! 私が思うには、キャラのセリフをもうちょっと、感情的に、細い表現を入れるなどしてみたらどうですかね? (2018年5月24日 17時) (レス) id: ec47b1a578 (このIDを非表示/違反報告)
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