【黒バス】これが私達のバスケだ

第36Q ページ45

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今は皆でビデオを見ている


やっぱり正邦には何か引っ掛かる









伊月「分かってた事だけど、正直やっぱ厳しいな」


小金井「てか、すまん。また泣きたくなってきた」


リコ「はっきり言って正邦、秀徳とも10回やったら9回負けるわ。でも、勝てる1回を今回持ってくりゃいいのよ」


日向「あのさ、作戦ってほどじゃねーけど、一つ思いついた」









そして当日


選手がアップしている時に正邦の坊主の人がウチを馬鹿にしてきた


監督もそれにはイラついたみたいだ


更衣室に入ってからの皆の顔が少し強ばっている様に見える


そんな空気を察してか監督が私の腕を掴んだ









リコ「全員ちょっと気負いすぎよ。元気が出るように、一つご褒美考えたわ。んふ。次の試合に勝ったら私達が皆のほっぺにちゅーしてあげる。どうだ」


『え？』


伊月「んふって何だ」


小金井「星出しちゃ駄目だろ〜」


土田「マネージャー巻き込むなよ」









と監督を批判する声が聞こえる


その中でも一番ひどいと思うのは









日向「馬鹿野郎！！義理でもそこは喜べよ！」


『義理…』


リコ「義理って…ふっふふ…ガタガタ言わんとシャキッとせんかボケ！去年の借り返すんだろうがええ、おい！一年分利子ついてえらい額になってんぞおら！」









監督の口調がすごくなってるけど先輩達は突っ込まない


日常茶飯事なのかな


そして日向さんの言葉が終わって更衣室を出る


ベンチに行って少しすると試合開始の合図が鳴った







結果は73-71で勝つことが出来た


正邦のあの違和感は難波走りだった


先輩達は遅くまで残ってその攻略法を見つけ、ついに攻略する事が出来た


火神のファウルには驚いたけど


ま、なんとか勝てて良かった


次はあの王者の秀徳


勝つには緑間攻略が必須条件となる


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