episode.18 ページ21
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昨日. 一也先輩に全部言いたいこと言って
いつもよりらくに感じた。
「沙月〜おはよ〜」
「おはよう!」
沙月にだけ挨拶して去っていく同級生の部員
そんなのもう慣れました。
「沙月沙月!俺にジュース奢ってよ!」
「はぁ〜?意味わかんないんだけど!!」
沙月にだけ話しかけて笑い合う
同級生の部員。
そんなのも、もう慣れました。
「A!ジュース買いについてきて!!」
ジュースを買いに着いていく私。
自販機の前には部員がたまっていて、
「沙月沙月!今日、俺怒られたんさw」
「沙月〜俺にコーラ買え」
「沙月〜このジュースおすすめだぜ」
みんな沙月沙月。
そんなのも、もう慣れたんです。
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「A〜、1人で溜め込んでねぇよな?」
「あー…まあはい。慣れたことが多くて」
「ははっ、んまぁ何かあったら俺に話せ」
今考えてると一也先輩がいなかったら
私はどうなってたのかなぁ。
一也先輩と部室で話していると、
沙月のことを気に入っている先輩が来た
「Aさ〜自分のやりたい仕事しかやってないんだって?沙月から聞いたんだけど」
面と面に言われた私は何も言い返せなくなった
いや、待って。私ちゃんとやってるけど
「なんか"Aは部員目当てで入ったっぽくて
部員と関わる仕事しかしないし困ってるんですぅ〜"って俺に泣きついてきた」
すいません。これは慣れてません。
驚きを隠せずにぽーっと口を開けてしまう。
「いや、ちゃんとしてます」
「俺から見てても沙月の言う通りだと思うんだよね」
「…えっ」
そう言うこの先輩は一也先輩の方を見て、
「御幸とA仲いいけど、御幸。こいつとあんまり関わんねぇ方がいいぜ。沙月が言ってた」
そう言われた一也先輩。
何も言えない私はつい一也先輩の方を見てしまう
それに気づいた一也先輩は「ははっ」と笑って
口を開いた。
「いや別にAと仲良くしよーがなんだろーが
俺の勝手だろ?俺がこいつと関わりたくて関わってるだけだしな。まあAはどう思ってるかわかんねぇけど。」
結構低い声で言う一也先輩。
「チームメイトとは仲良くしてぇなって思ってるけどよぉ〜…これだけは言える。」
一也先輩は少しほほえんで私の方に寄って、
「俺はAの味方だから。
こいつを泣かせたら許さねぇ。」
イケメン過ぎて泣きました。
言われた先輩はさっさと去っていった。
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やきゅ。(プロフ) - ありがとうございます!!!ほんと良かったです(笑)はい!!頑張ります!!!! (2016年9月18日 23時) (レス) id: 8b96d83d0b (このIDを非表示/違反報告)
月の下(プロフ) - 完結おめでとうございます!最後みんな仲良くなってすごくよかったなぁ〜( ´ ▽ ` )って思いました!これからも頑張ってください!! (2016年9月18日 21時) (レス) id: 8e9e795255 (このIDを非表示/違反報告)
やきゅ。(プロフ) - もっさんズさん» 初めまして!!ありがとうございます!!そう言って頂けるだけで嬉しいです(;;)こちらこそこんなつまらない作品を読んで下さりありがとうございました!!! (2016年9月13日 5時) (レス) id: 8b96d83d0b (このIDを非表示/違反報告)
もっさんズ(プロフ) - おつかれ様です!更新おつかれ様です!楽しかったです!ありがとうございました! (2016年9月13日 0時) (レス) id: 08bfc6c823 (このIDを非表示/違反報告)
やきゅ。(プロフ) - もっさんズさん» 初めまして!!(´∀`*)本当ですか?!すっごく嬉しいです…(;;)ありがとうございます!!頑張りますっ!!!! (2016年9月9日 6時) (レス) id: 8b96d83d0b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:やきゅ。 | 作成日時:2016年7月17日 21時