episode.12 ページ13
.
いつものようにやって一通りのお仕事が終わった
何をしようかと探していると先輩が草むしりをしていたので自分も一緒にやる
｢お、A〜｣
｢幸先輩っ｣
｢草多すぎて｣と笑いながら言う幸先輩の隣にちょこんと座って草をむしる
その近くに唯先輩も来て、春乃と草をむしっているようだ
2人でするって言っても黙ってやっている
幸先輩は仕事に対する欲が大きいし、とても頼りになる先輩
｢あ、休憩しながらやっていいからね｣
笑顔を私に向けてニコっと微笑んだ
元気よく｢はい!!｣と答えて私はﾏﾈ室に向かう
向かう途中。
ふらふらしている沙月の姿が見えた
いきなり走り出したもんだからなんだ？も思えば選手と話しながらボトルをやっている
｢…ボトルは貴子先輩がやるから、やることないなら草むしりでもすれば？｣
私がそう言うと沙月は反抗的な態度をとって、
｢いや、どーみてもやることあるし、今やってんじゃん。｣
と強く言われたもんだから何も言い返せないままﾏﾈ室に向かう
ﾏﾈ室には貴子先輩がいてボトルのことを言うと｢ありがと！｣と言ってすぐさま向かった
私はﾏﾈ室を出て草むしりに向かうと沙月はまだボトルのところにいてさっきとは違う選手と話している
｢もう暑いですねっ!!焼けちゃいますぅ〜!!｣
｢日焼け止め塗れよw｣
｢塗りましたぁ〜！｣
あの甘ったるい声を聞くだけでイラついてくる
先輩が草むしりしてんだから沙月もやりなよ
そう思うけどそれを言うと強く反論されて終わるだけ。無駄だと思ってるけど、思ってるけど…！
｢あのさ、先輩が仕事やってんだから自分もしっかりやりなよ｣
言ってしまった…!!
沙月を見ると私を睨みつけるように目を細めて、
｢いや、仕事やってんじゃん!!｣
選手と話している時の声とは違う、図太い声で言ってきた
｢……選手と喋ることが仕事なんかよ。もういいよ。｣
あまりにイラついて私は冷たく言って戻って行った。
戻ってそうそう、
幸先輩に｢どした、その不機嫌な顔は｣と笑いながら言われたけど笑い事じゃないんですよ!!
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 151人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
やきゅ。(プロフ) - ありがとうございます!!!ほんと良かったです(笑)はい!!頑張ります!!!! (2016年9月18日 23時) (
レス) id: 8b96d83d0b (このIDを非表示/違反報告)
月の下(プロフ) - 完結おめでとうございます！最後みんな仲良くなってすごくよかったなぁ〜( ´ ▽ ` )って思いました！これからも頑張ってください！！ (2016年9月18日 21時) (レス) id: 8e9e795255 (このIDを非表示/違反報告)
やきゅ。(プロフ) - もっさんズさん» 初めまして!!ありがとうございます!!そう言って頂けるだけで嬉しいです(；；)こちらこそこんなつまらない作品を読んで下さりありがとうございました!!! (2016年9月13日 5時) (レス) id: 8b96d83d0b (このIDを非表示/違反報告)
もっさんズ(プロフ) - おつかれ様です！更新おつかれ様です！楽しかったです！ありがとうございました！ (2016年9月13日 0時) (レス) id: 08bfc6c823 (このIDを非表示/違反報告)
やきゅ。(プロフ) - もっさんズさん» 初めまして!!(´∀｀*)本当ですか?!すっごく嬉しいです…(；；)ありがとうございます!!頑張りますっ!!!! (2016年9月9日 6時) (レス) id: 8b96d83d0b (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：やきゅ。 | 作成日時：2016年7月17日 21時
