５話 ページ5
自覚してからは先輩のことをもっと好きになるのに時間はかからなかった。
「うわぁ〜、好きすぎる、なんであんなに私のツボを突いてくるの〜！！」
「あ〜あ、まーた、発作起こしてるよ…」
恒例のテスト勉強でオンボロ寮に集まっている3人でいつのまにか恋話をして盛り上がっていたのに、
私の話になった途端この反応だ、まぁね？、さすがに私も普段から話しすぎかなとは思いますけどね？でもなぁ〜、話さずにはいられないんだなぁ〜。
「監督生がエース先輩のこと好きなのはわかったから、で？」
「え？」
「いや、だから、進展は？」
2人はさっさと本題を話せとばかりにこちらを見てくる。
「え、いや、そんなもの無いです」
「「…は？」」
これはダメだと2人はため息をつくと、真っ直ぐに私を見つめこう言った
「監督生は先輩とどうなりたいわけ？」
「どうって…」
それはあわよくばお付き合いとか…？デートしちゃったりとか…？？
____でもそんなこと、夢のまた夢だ。
「自分は元の世界に帰らないといけないからとか思ってんの？」
「えっ、」
「なにその顔、図星じゃん」
正直、そう思ってないと言っては嘘になる
もしも、本当にもしもの話だけど、先輩とお付き合いできるようになってもいつか私は元の世界へと帰らなければいけない、その時、私は先輩になんと言えばいいのか
「ま、あんまり深く考えなくてもいんじゃない？」
「そうそう、その時考えればいいじゃん」
あっけらかんと言う2人に拍子抜けしてしまう。
「そんなもん…？」
「そんなもん、そんなもん」
そっか、そういうものか…、2人にそう言われると心なしか何かがスッキリとした気持ちになる。
「よし、私、頑張るよ」
「何を？」
「私、絶対エース先輩と付き合ってみせる」
こうして私のエース先輩とお付き合いしよう作戦が始まったのだ。
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サリー - 読んだ後題名見てそういうことか！！って1人で納得しましたありがとうございます！ (9月3日 13時) (
レス) @page10 id: be7cfea392 (このIDを非表示/違反報告)
ガチンコチン(プロフ) - しゃけさん» いえいえ！特に絶対この解釈！という決まりはないので好きなように解釈していただければと思います！！(^^) (2020年8月10日 20時) (レス) id: efbcb31e1b (このIDを非表示/違反報告)
しゃけ(プロフ) - ガチンコチンさん» んーなるほど！私はゲーム内にたまにいるモブキャラたちもこの小説の世界観にいると解釈していたので、主要キャラのハーツ５人以外はトランプと関係ないのかと思い、勝手にあの先輩方なのかと思ってしまっていました（−＿−；） (2020年8月10日 19時) (レス) id: 9cd1e2c3d2 (このIDを非表示/違反報告)
ガチンコチン(プロフ) - しゃけさん» 誤解を生んでしまって申し訳ない、作中のダイヤとクローバーはハーツラビュルは基本寮長以外はトランプの名前がついているので他の寮生もそうなのでは？と思いこの名前にしました(笑) (2020年8月10日 15時) (レス) id: efbcb31e1b (このIDを非表示/違反報告)
ガチンコチン(プロフ) - サツキさん» あ〜！！気付いていただき嬉しいです〜(^^) (2020年8月10日 14時) (レス) id: efbcb31e1b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：トラッポラの女
| 作成日時：2020年8月5日 12時
