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「……ったく、この芥姉弟はどうなっておるんじゃ」




「……いや、元は同じ人間じゃからのう、似て当然か」




「しかしまあ、似た者同士だからこそ、今回の結末は読めたんじゃろうの」




「それで、いつまで寝ておるんじゃ____」




「ええい!起きんか!!A!!」




ズシりと何かに押し潰されそうになりはじめて思考ができるようになった。

一面まっ白な場所で、目の前には大きな白い九尾の狐がいた。


『俺、呪力に飲まれて死んだんじゃ』

「それじゃが、スマンがお主の中にワシの欠片を入れ込んでおった。お前の取り込むはずじゃった力はワシが今取り込んだ。」

『……じゃあ生きてんのか』

「うむ、今はワシがでかくなった影響で寝ておるだけじゃ……まぁ、今回はお主のお陰で雪凪の理想の世界が出来上がった。その点には感謝しておる」

『理想の世界……なぁ、教えてくれ、姉さんは何回同じことをしたんだ』


すると、目の前の狐は、顎辺りを器用に前足でかいた。


「ふむ、まぁ言うても良いか、二度禁術を使ったな」

『二回も?…そん時の俺は、なんで姉さん助けなかったんだ!』

「何、お主が産まれたのは今回が初じゃ」

『……は?』


「一度目の世界…コレが雪凪の本来の世界
そこでは夏油が離反してのう、当時高専の生徒だった雪凪は酷く悲しんだ。その後も夏油は非術師を嫌い、大規模な事件を起こしたが…五条の手によって殺された
その時芥家は非術師の家系でな、自分の力を調べておると、お主の見つけた本を雪凪も見つけたわけじゃ
んで、その後、夏油の身体を使って悪さをする輩が現れての?ソレに怒った雪凪が半分自暴自棄になりその術を使った」


あまりにも情報量が多く、上手く理解が出来なかった。が、特に気になったのが。


『姉さんの年齢がそもそも違う?』

「ん?そうじゃ、お前と同じじゃったゾ。
それで二度目の世界……ここでは、夏油が離反するのを止められた。前の世界とはたしょうはちがったが物語の大筋は変わらず、本来夏油がいる場所に別の人間が置かれ、人は死んだ。

その世界の経験で雪凪は気が付いた。

そして今回の世界
まず、産まれる年代が違い、本来生まれるはずの年代にお主という弟が産まれた時点で使えると確信した

だから、夏油が本来いる場所に自分が立つことにしたんじゃ

雪凪が望んでいたのは、最初から夏油と五条と家入が仲良くすごせる世界なんじゃ」

『…は、自己犠牲にも程があるだろ、』

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雪だるま - 続編おめでとうございます!更新楽しみにしてます! (2021年4月10日 15時) (レス) id: db12e25c78 (このIDを非表示/違反報告)
雪マカロン - 続編おめでとうございます!これからも、更新頑張ってください! (2021年4月6日 11時) (レス) id: c9091179e7 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:杜若 | 作成日時:2021年4月6日 7時

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