【伏黒甚爾】師匠に呪いをかけました。【呪術廻戦】

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晩御飯、夏油はもう食べたらしいのだが、一緒に食卓についてくれている。


｢禪院家に呼ばれている？｣

『そー、多分甚爾さんの事もあると思うけど、
お見合いとかの話もあるかもー。』


というのも、私が芥家の中でかなり強い力を持って生まれたため、禪院としても、欲しい能力なんだろう。前にもポロッとお見合いの話を聞いたけれど、しょーじき嫌だ。

特に歳が近い禪院直哉。

アイツの考え方はホントに気に食わない。何が男尊女卑よ、いつの時代の考えなのって話。交流会とかでも散々絡まれたしホントに無理。


｢……て、ことは禪院に嫁ぐの？｣

『うちの人間はその気満々。
あ、私は嫌だよ？別に好きでもない人と結婚とか』

｢そうだよね、色々あるんだね。家系にも｣

『アンタみたいなやつがいればいいんだけど、歳が近い禪院のやつなんて男尊女卑思考のぺっぺらぺ〜の奴だし。
まだ禪院に嫁ぐなら五条の方がマシ。』


あ、でもやっぱり無しかも。あんなのに嫁いだら面倒な事になりそう。目の前の夏油に｢やっぱり今の無し｣といい、五条は性格悪いだの女癖悪そうだの話すと急に頭に衝撃が走る。誰かに殴られた。後ろを振り返るといつの間にかこの場に来ていた五条。


『いったぁ……』

｢俺もお前みたいな女嫌だわ｣

『やったじゃん。不倶戴天って感じ？』


まぁ不倶戴天は言い過ぎな気もするけど、ベッと舌を出してくる五条の腹を殴ろうとしたが無限に防がれた。本当に無限って便利。ウザイけど。


｢悟、どうしてここに？ご飯なら食べたろう｣

｢え、あー、プリン取りに来た。｣


プリン取りに来ただけか。まぁいいか、どーでもいい。別に聞かれても悪い話じゃないし、私が禪院家に嫁ぎたくないって駄々こねてただけだし。

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