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『あーこりゃ酷い雨』
外を見ればかなり降っている。
いつも通りならロードに行くんだろうけど、それはカットされるだろうし、その分何かするのだろう。
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「5対5のミニゲームやろう!一年対二年で」
相田先輩の指示に少しおもしろそうだと思わず口元がにやけそうになったが、おさえる。先輩達は去年いい所までいった、かなりの実力者だし。上手く行けば大我と黒子のペアの実力が見れそう。
ミニゲームが始まる。
まず、大我のダンクによって一年は点を手にする。
それから周りの一年が完全に大我頼りにしているのが少し目に入る。
『大我おさえられたらどうすんのって……こりゃ、期待以下か……』
大我も少々イラつき出してしまい、遂には大我に三人のマークが着く、ボールを持っていない時でさえ二人も。それでは、簡単にはボールが回らなくなる。
ここで、何か手をうたないとボロ負けするぞ1年。
すると、1年が揉め始める。本当にこれはダメだ、と思った時黒子が大我に対して膝カックンをする。その行動に大我が彼に対して怒るが、変わって黒子は冷静だった。
黒子が本領を発揮したことによって、一年がグングンと点を取っていく。
『……はぁ、やっとって感じか。』
「ちょ、ちょっと、大牟田さん。彼って一体」
『聞いた事無いですか?
帝光中のパスに特化した選手、幻のシックスマン。
彼がそのシックスマン。前彼のこと強いって私言いましたよね?そういう事です。』
彼がここでも能力を十分発揮出来ると分かれば、この試合は一年の勝ちだ。
『私、自分の力に酔いしれてるキセキをぶっ潰して欲しいんですよね。……ここなら、それが出来るって私信用してるんです。
あの時私は部外者だから何も出来なかったけど、彼らの目を覚ますためなら、ここで頑張ってもいいって思うんですよ』
「大牟田さん…」
『相田先輩。これからが楽しみですね。』
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彩弥 Ayami(プロフ) - 突然のコメントで申し訳ないんですがすごく面白いので更新楽しみにしてますね! (2021年7月16日 7時) (レス) id: ea9a1583d4 (このIDを非表示/違反報告)
兎 - 更新楽しみにしてます!! (2021年2月20日 3時) (レス) id: 4dd6643142 (このIDを非表示/違反報告)
みうmiu - 更新〜〜〜〜 (2020年11月16日 10時) (レス) id: c3eee88dc9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:杜若 | 作成日時:2020年10月4日 19時