潜入 ページ39
貴方side
侑母｢よし…｣
侑父｢行くで。ここからは小声でな。｣
『へっくしょい、ずびっ、分かりました』
銀｢ほんまに分かっとる？？｣
『大丈夫ちょっと危機感足りてないけど』
侑母｢固まって行動するから、離れんようにな｣
角｢はい、｣
侑父｢…創｣
ﾌｯ、と入り口が出来る
＊＊＊
『今のところ敵は…いない』ｺｿｯ
侑父｢真っ直ぐや…｣ｺｿｯ
忍び足で通路を歩く
念の為、右手には鞘に入れたままのナイフを握って。
『…』
敵ﾓﾌﾞ｢…誰だ！？｣
侑母｢！…結界･静音｣
敵ﾓﾌﾞ｢〜〜！！！｣
『！声が、聞こえなく…』
侑母｢殺すんやなくて、閉じ込めとく｣
『おぉ…』
＊＊＊
またしばらく歩くと、広い部屋に出た
『ここは…』
？｢…ここは私の持ち場よ。｣
『っ、誰！』
？｢私はスイレン。侵入者は貴方たちかしら。｣
『睡蓮…』
ス｢…私は私の思う人に従うだけ。貴方たちに恨みはないけれど、殺させてもらうわ｣
侑父｢…自分らは先に行くんや、スイレンは俺が相手する｣
侑母｢！｣
『お父さん…！』
侑父｢大丈夫や、絶対に戻る。｣
『っ…ぜったい、約束ですよ…？』
侑父｢おんっ、｣
ス｢家族思いの良い人なのね。…もう会えることもないでしょうけど。｣
『…スイレン！！』
ス｢なにかしら？｣
『あんたは絶対に殺さない。お父さんがあんたのことを救ってくれるから。』
ス｢…私は助けを求めているのかしら｣
ス｢…｣
侑母｢先、行くで！｣
侑父｢おん、｣
お父さん、絶対ですからね
＊＊＊
『っはぁ、はぁ、』
角｢っ、｣
侑母｢あともう少しやから、｣
全速力で走る
すぐそこに、侑がいると信じて。
＊＊＊
侑母｢はぁ、はぁ、ここや、｣
走り続けて皆息が切れている
少し、いや…とても肌寒い
吐き出す息は白くて、肺が凍てつくような感覚がする
『ここ…なんでこんなに寒く…』
治｢狼堕一族は寒いところが好きなんや…｣
角｢うっわ悪趣味…｣
侑母｢…入るで｣
がちゃり、とドアを開けた
『…っっ！！？』
銀｢あ、｣
角｢…え？｣
治｢つ、む？｣
侑母｢…っ｣
ビルの最上階のドアを開けた先
生臭い匂いが広がっている＿
大きな血溜まりができた真ん中に横たわっているのは
『…あつ、む？』
私の、大好きな、
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紅映 花(プロフ) - タケ焼きさん» 言います。愛してますｯｯ (2020年9月14日 23時) (
レス) id: 363f6bd2a2 (このIDを非表示/違反報告)
タケ焼き - これから続編に行ってくるけど一言いいますわ これは神作品ですか？ いいえこれはめっさ神作品です。 (2020年9月14日 22時) (レス) id: 0a351bf70e (このIDを非表示/違反報告)
紅映 花(プロフ) - 渚華さん» んえぇええ…ありがとうございますっ(泣)あそこは気合い入れましたっ！もうコメントしていただけるだけで愛してます！愛人になりませんか？(？) (2020年8月27日 16時) (レス) id: 363f6bd2a2 (このIDを非表示/違反報告)
渚華 - …最高です…!!!!めっちゃ泣きました…(涙)あつむ…侑がぁぁぁって思いながらめっちゃ集中して読んでました！笑続編も楽しみです!!更新頑張ってください!!応援してます(^^) (2020年8月27日 8時) (レス) id: 508d792419 (このIDを非表示/違反報告)
紅映 花(プロフ) - 夜雨さん» Twitter見ました…荒ぶりました…更新ガンガンあげていくのでご愛読よろしくおねがいします…画像保存しまくりました… (2020年7月28日 15時) (レス) id: 363f6bd2a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紅映 花 | 作成日時：2020年7月6日 18時
