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101話 ページ7

貴方side



『そう…今なら分かる。徹が行方不明になってから、私の命が狙われるようになったこと……』




影「!…」


『上から大きい石が降ってきたり、赤信号の道路に背中を押したり…夜、誰かにつけられたり』




日「そんなことが…」



『でも、徹がやったわけじゃないと思う、あの人は…自分の手を汚したくない人だから。』




飛雄がぐっ、と強く唇を噛んだ


『…飛雄、唇切れちゃうよ』



無意識的に飛雄の頭を撫でた。Crowに居た時のなごりだろう。


影「!…ああ。」




そう…青城は何事も「清潔感のある白と水色」をモチーフにしている


スーツは白、ネクタイなどの装飾類は水色…



『…きもちわるい』


ぼそりと小さく呟いた


日「!」


握り締めた拳に力が入る


そっと、日向が私の手を上から握った




日「…」



大丈夫だよ、とでも言うように、日向が眉を下げながら微笑んだ


影「…お前があいつ(及川)に狙われるようになったのは、なんでだか心当たりはあるのか」




『…多分、徹が誰かと話してる会話を聞いたからだと思うの』


影「!会話を?」


『…深夜に徹が電話で話す声が聞こえて、こっそり盗み聞きしてたの……でも徹はマフィアのボス。私の気配に気づかない訳もなくて…』



『私に気づいた時、徹は顔面蒼白で…耳に当ててた電話を持つ右手も下に下がって。どこか残念そうな、悲しそうな顔をしてた』





今はもう、何も思わないけど。



日「だから口封じのためにAを…」



『…まだマフィアとの関係がなかった頃だから…トラウマでさ。』



あはは、と笑うと飛雄が眉間に皺を寄せた


影「殺すのか?あいつを。」


『…ううん。殺さない。憎しみは憎しみを生むだけ…憎しみのおかげで生きる、そんな醜いことできない……いや、したくない』





日「ならどうするの?青城のこと。」



『私たちにもう二度と危害を加えない、依頼で私たちを狙わない…それを、条件にする。』







『破ったら、殺す』




影「…そうか。」



日「そんなことでいいの?」





『うん。それでいい。』


日「そっか……」




翔陽が苦しそうに笑った




『…さて!なんか食べようよ!私お腹空いちゃった!』



影「…そういや、腹減ったな」


日「あ゙〜…俺も腹減った!!」



ぐう、と翔陽と飛雄のお腹がなった









侑「…」


会話を聞き寄りかかっていたドアから離れ、足音をたてないよう廊下を歩いた。

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紅映 花(プロフ) - ぷるーすとるさん» わーい!!!ありがとうございます!!!!!!!!! (2022年3月26日 15時) (レス) @page5 id: bf47e679f7 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるーすとる - 一気読みしてしまいました…!すごく好きです!文章では伝わり切らないほどテンションぶち上がっております! (2022年3月16日 22時) (レス) @page14 id: d164243b11 (このIDを非表示/違反報告)
紅映 花(プロフ) - シラスチャンさん» うわああああんんんんおまたせしてすみません!!!!!更新頻度あげられるよう頑張ります!!! (2021年8月11日 20時) (レス) id: 363f6bd2a2 (このIDを非表示/違反報告)
シラスチャン(プロフ) - 待ってました! (2021年8月8日 16時) (レス) id: d01cf80ca9 (このIDを非表示/違反報告)
紅映 花(プロフ) - 月宮神楽さん» お待たせしてすみませんんんんんんん!!!!!侑はイケメンだと思ってます( (2021年8月7日 19時) (レス) id: 363f6bd2a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅映 花 | 作成日時:2021年2月16日 19時

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