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96話 ページ2

貴方side




颯「着きました」


第3倉庫の前に車を停め、黒い革手袋をして車から降りる





『北さんは相手のデータをクラッキングしてください。クラッキングされそうになったら呼んでください、すぐ駆けつけます。』


北「大丈夫や、俺一人でやってみせる」


北さんが冷静に、少し微笑んで手袋をきゅっ、とはめ直した



『!……はい!』






すると、周りに車が何台か停まる

車のドアが開くと、澤村さんや木兎さん、若利さん達が降りてきた





澤「catとは因縁があるからな。俺らも手伝おう」


若「お前の、……Aの助けになればいいが。」


木兎「黒尾とは仲が良いからなー!」




影「(孤爪さんに会える…)」

日「研磨に会えるな!!」




『みんな……ありがとう、』


お礼を言って、第3倉庫の扉に手をかける




侑「…開けるで」

『うん!』




侑と同時に扉を開けた____








黒「ようこそー、みなさん。」



黒尾鉄朗が、1人倉庫の真ん中に立っていた



『…おひとりですか?黒尾さん』


黒「勿論、おひとりですよ?」



レッグホルスターから銃を取り出し、黒尾さんに銃口を向ける


黒「そんな物騒なもの、女の子が持ってはいけません!」


そんな言葉を聞かず、銃を向けたまま黒尾さんに近づいていく




黒「んもー、」


悪いおじょーさんだこと、そう言うと指をパチンと鳴らした









その刹那、数メートルあった距離が黒尾さんによって縮められ、口を塞がれて両手首を掴まれた


『…!?』




治「A!!」


木兎「黒尾…?」





油断した…口が塞がれてるから喋れないし…



黒「依頼に背くと色々とやばいんで、ごめんね」


素早く私の口にべたりとガムテープを貼り、両手首を縄で縛った





黒「それにしても、こんなちっこい体でよくここまで生きてこれたね」


黒尾さんが私の項を人差し指でなぞる



『!!』


ガッ、と黒尾さんの足を思いっきり踏みつけた



黒「うお!?いってー」


それでも私を掴む手は緩まない









侑「 離せ 」









侑の声が、後ろから聞こえた


『…!』




侑が、黒尾さんの首にナイフを突き立てている



黒「わあお、いつの間に…」


侑「ええからその手離せや、」



黒尾さんが私を連れて地面を蹴り侑から距離をとると、私の口のガムテープを剥がし








『痛…ん、ッ!?』









無理矢理




黒「…ふ、」




キスをした

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紅映 花(プロフ) - ぷるーすとるさん» わーい!!!ありがとうございます!!!!!!!!! (2022年3月26日 15時) (レス) @page5 id: bf47e679f7 (このIDを非表示/違反報告)
ぷるーすとる - 一気読みしてしまいました…!すごく好きです!文章では伝わり切らないほどテンションぶち上がっております! (2022年3月16日 22時) (レス) @page14 id: d164243b11 (このIDを非表示/違反報告)
紅映 花(プロフ) - シラスチャンさん» うわああああんんんんおまたせしてすみません!!!!!更新頻度あげられるよう頑張ります!!! (2021年8月11日 20時) (レス) id: 363f6bd2a2 (このIDを非表示/違反報告)
シラスチャン(プロフ) - 待ってました! (2021年8月8日 16時) (レス) id: d01cf80ca9 (このIDを非表示/違反報告)
紅映 花(プロフ) - 月宮神楽さん» お待たせしてすみませんんんんんんん!!!!!侑はイケメンだと思ってます( (2021年8月7日 19時) (レス) id: 363f6bd2a2 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紅映 花 | 作成日時:2021年2月16日 19時

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