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検査2 ページ9
全ての検査を終えた頃にはもう日が暮れかけていた。
私疲れ切っていた。
用意してもらったベットに力尽きて横になっていた。
旬「お疲れ様」
人1「もう二度と検査はごめんです。」
旬「すまないな、毎度毎度同じことを。」
どんな症状であったとしても、病院に行けば誰もが検査を受けるだろう。
しかし、私が受ける検査は、精神や記憶などの脳の働きを見る検査が主なため、記憶力を確かめるような検査ばかりである。
まるで自分がアルツハイマーを患っているかのように、淡々と今までの自分の人生について聞かれ、答えさせられる。
家族のことなんて誰にも話したくないのに。
でも私は解明されていない病気になってしまったから。
人1「理解しているつもりです」
旬「すまないな。」
人1「さっきから謝ってばっかり」
旬「すまない。」
人1「わかったから、もういいよ。」
旬「今日、裕太くんは来るのか?」
人1「わからないけど、たぶん。心配性だから。」
旬「そうか。ゆっくり休んでくれ。」
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作者名:RiNNA | 作成日時:2019年1月8日 23時