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もし ページ45

人1「もし、心愛がこんな子じゃなかったら?」

さとみ「え?」


人1「もし、心愛が言ったことが本心じゃなかったら?



もし、私に嫌われるためにわざと言ったことだとしたら?」


さとみ「人1ちゃん。」


そうとしか思えなかった。交換日記を読んだ時も穏やかな性格を疑ったことなんてなくて。

だからさとみ先生から話を聞いた時信じられなかった。


さとみ「心愛ちゃんはそういうのが嫌って言ったんだよ?」


私は交換日記を開いた。

あの日の日付になっているページを見た。






人1へ
さとみ先生から何て言われた?
全ては私の本心です。
本当です。
どうか私のことを嫌いになってください_____





私は無言でさとみ先生に交換日記を渡した。

人1「これの、どこが本当なんですかね。意地張っちゃって、カッコつけちゃって。」

さとみ「っ!」

人1「心愛の最後の頼みですから。



私は心愛が嫌いです。」


本当は大好きだ。
心愛だって、本当は私のこと好きでしょ?
あの交換日記のメッセージを泣きながら書くくらい。
文字滲んでたよ。

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作者名:RiNNA | 作成日時:2019年1月8日 23時

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