事実 ページ44
旬「待ってたよ。」
人1「やっと決心できました。あの日何があったのか教えてください。」
旬「あの日のとこは俺からじゃなくて
さとみ「私から話すね。」
旬「実は俺もあの日何があったのかは詳しく知らないんだ。ただ、人1が人格交換の間隔を短くしたいと聞いて俺は許可を出した。でも、心愛のことも考えろって言ったんだ。」
さとみ「だからあの日、私が心愛に話したの。」
………………………
人1「そうだったんですか。」
言葉が出なかった。
さとみ「心愛ちゃんの本性を知って人1ちゃんに言うのをためらったの。こんな事があったなんて言えなかった。これから心愛ちゃんと向き合おうとしてるのに、それを踏みにじるようなこと言われて、私傷ついちゃって。」
人1「心愛のこと嫌いですか?」
さとみ「……」
人1「そのうちでいいので、今すぐじゃなくていいので、心愛のこと許してあげてください。」
さとみ「え。」
心愛は悪くない。話を聞いて直感でそう思った。
さとみ「でも、あんなに酷いこと言われたんだよ?怒っていいんだよ?」
人1「今まで漠然とですけど心愛に対して怒りの感情を持っていたと思います。」
さとみ「ならどうして。」
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作者名:RiNNA | 作成日時:2019年1月8日 23時