夕食 ページ28
兄side
病院から帰ってきて、人1が夜ご飯を作ってくれた。
帰ってきてから
様子がおかしい。ずーっと静かだ。
裕太「人1?」
人1「ん〜?」
裕太「どうした?」
人1「ん〜?」
裕太「人1〜!!!」
人1「っ!何よ。びっくりする。」
裕太「どうかしたか?さっきからぼーっとしてるけど。」
人1「あのさ、今日の心愛って本当にいつも通りだった?」
裕太「うん。俺にはそう見えたけど。」
人1「そっか。ならいいんだ。」
裕太「何か不安に思うなら先生に相談したほうがいいんじゃない?」
人1「う〜ん。」
裕太「なにをそんなに気にしているの?」
人1「だって、みんな過剰に反応するんだもん。」
裕太「そりゃあ心配しちゃうんだよ。」
人1「それはわかるんだけどさ。」
人1は誰かに心配されるのが苦手みたいだ。
というより、心配させることは迷惑なことだと思っている。
そんなことないだけどね。
俺は心配することしかできないから。
心配することしかできなくてごめんね。
せめて、先生たちに相談することで人1の負担が減るといいんだけど。
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作者名:RiNNA | 作成日時:2019年1月8日 23時