交差 (ページ25)

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目覚めページ25

はっと目を覚ますと、隔離病室だった。

そうだ、私、

旬「気分はどうだ。」

人１「けだるいです。疲れました。」

旬「久しぶりに心愛が起きたからな。少しゆっくりしていくといいよ。」

裕太「お疲れ様。大丈夫か？」

人１「うん。心愛ちゃんどうだった？」

裕太「相変わらずおとなしい子だよね。」

旬「きょうはいつもに増しておとなしかったな。特に何かをするわけでもなく、ただ６時間過ぎるのを待っているように見えた。」

人１「そっか。また何か思い詰めているのかな。」

裕太「俺にはいつも通りにしか見えなったけどね。」

旬「まあいつもの自己嫌悪って奴だろう。」

さとみ「何か変に感じることある？」

人１「いや、なにもないです。ただ疲れているだけです。」

さとみ「そう。」

薬を使ってから目覚めるときは少し緊張する。
心愛が私の体を使っているときの記憶がないから、不安なんだ。
だから目が覚めるときに必ず誰かいてくれるのがうれしかったりする。

お兄ちゃんも心配して６時間付き合ってくれるのもうれしかったりする。

そして心愛がどんな様子だったのか見守ってくれていた人から聞くのも楽しみだったりする。

旬「今回は特に交換日記に熱心に何か書き込んでいたから丁寧に読んでやれ。」

人１「わかりました。楽しみです。」