カウンセラー参上 ページ14
さとみ「人１ちゃーん！」
旬「うるせぇよ。人１が起きるだろうが。」
さとみ「ごめんなさい。裕太くんお久しぶり。」
裕太「お久しぶりです。お世話になります。」
さとみ「人１ちゃん、すごい自分を出すようになったわね。」
裕太「旬先生と同じこと言うんですね。」
さとみ「あら、やだ。さすが夫婦。」
旬「こっちを見るな。」
さとみ「とってもいいと思う。自分の気持ちをさらけ出せるってことは自分が好きな誰かに受け入れてもらえてることがわかって初めてそうなるのよ。裕太くん優しいのね。」
裕太「俺なんかなにも。」
さとみ「あら、そうなの？人１ちゃんはいつも優しくしてくれてるって、優しすぎて怖いって言ってたわよ？」
裕太「あいつがそんなことを。」
さとみ「申し訳なさそうにしてたけど、裕太くんからの優しさをちゃんと自覚しているみたい。」
裕太「兄としてできるとこをしたまでです。」
さとみ「それが人１ちゃんは嬉しいのよ。病気を患っている子が普通に扱ってもらえるのは嬉しいって思うものよ。」
旬「ましてや人１は社会では障害者と見なされる。だからこそ、裕太くんと普通の兄弟いられることが嬉しいんだろう。」
裕太「おれも人１が妹で良かったです。」
さとみ「2人ともそういうとこ直接本人に言えたらいいんだけどね。」
旬「そうだぞ。伝えられるときに伝えておかないと後で後悔するぞ。」
さとみも「旬先生もね？」
旬「なに？俺が？」
さとみ「ええ、もっと愛の言葉を言ってくれてもいいのよ？」
旬「言っているだろう！✖✖✖のときとか！」
さとみ「あらそうだったかしら。」
裕太「ごちそうさまです。」
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作者名：RiNNA | 作成日時：2019年1月8日 23時
