黙りやがれ公子様 【3】

しくじり ページ17

『えへ、胡桃ごめんね。ゆ、ゆるして？？？』


事の経緯を胡桃に話し終えて、てへぺろと舌を出して胡桃を見つめる







「………公子さん、往生堂出禁です。鍾離さんは！！！往生堂に入ったらAと！！半径2mは離れる事！！」


「ちょっと堂主ちゃんそれは酷いと思うな！え、まって往生堂出禁とかほぼAちゃんに会うなとか言ってるようなもんじゃん？え？俺をどうしたいの？ちょっと待って状況が理解できないまってまって」


俯き、顔に手を当ててブツブツ呟いてるタルタリヤさんの隣で鍾離さんは「半径2m…………」と小さく呟いていた


「え？なんで鍾離先生は入れて俺は往生堂に入れないの？葬儀の予約でもすればいいの？ちょっとまって本当に無理なんだけど」


『さっきからめちゃくちゃうるさいですよ』


「罵倒助かる」


『胡桃この人一生出禁にして』


「ねえ！！！！！！待ってAちゃん！！！！！！」と騒いでるタルタリヤさんは無視する






「Aにもなんか罰を与えなきゃね……」


むむむ、と考え出した胡桃に冷や汗を垂れ流しながらしがみつく


『やめてやめて！！！不可抗力だから！？！？あれ不可抗力だから？！？！』


「じゃあAはモンドに私が良いよって言うまで行けない。にしよっか」


『旦那に会いに行けない？？？拷問？？？？？胡桃ってもしかして鬼？？？？？？』


私が引く程に号泣している後ろで「………だん……な……？」とクソめんどくさい事になりそうな声が聞こえた







「え………Aちゃん旦那いるの………？」




言わずもがなタルタリヤさんの声だ


『いませんけど。てかアンタ旦那の事知ってるでしょ！！それに、私が好きなのは………………あ、やっべ』











「Aちゃんその好きな人の名前教えてくれないかな？悪い事はしないよ。ちょっと話してくるだけだから」


「A、人は選ぶんだぞ」





しぐじった


ま、まぁ？好きな人を言わなかっただけ助かってますけど？？


タルタリヤさんの食いつきがえぐい


鍾離さんを見てみなよ、孫を見守るおじいちゃんみたいになってるからね？










「Aちゃん、早く言わないと俺の右手が出そうだよ」



『マジ？女に手出すんですか？え、ちょっと見損ないました〜………』


「あ、食べる方ね」


『はいアウトー。爆速で鍾離召喚』



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テスト勉強しんだ。テストしんだ。今日テスト、はいしんだ。

セノくんちょっと練習→←アンケーーーーーート

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