スイートフラワー ページ35
遂に来てしまったこの日
『クレーちゃん寒くない？大丈夫？』
「うん！見て！ドドコにもマフラー巻いて来たんだ！」
そう言って小さな手に持っていた小さな丸い物体…否ドドコをにこにこの笑顔で見せてくれた
私は腕をさすりながら目の前の雪山を見た
『クレーちゃん、取り敢えず魔物が出てきても逃げるからね。まずアルベドさんの拠点に着くこと第一で行くよ？』
「うん！」
死ぬ事がありませんように！と心の中でめちゃくちゃに祈ってから私はドラスパへと足を踏み入れた
ーーーーー
「Aおねえちゃん！スイートフラワーとっても良い？」
ここまで魔物にほぼ会わずに順調にアルベドさんの仮拠点へと向かっていたところクレーちゃんにスイートフラワーを摘みたいと言われた
少し悩んでから私は二つ返事をクレーちゃんに返した
「えいっ！」
たすけて鍾離さん
『…………………トリック……フラワー………』
私が1番苦手なトリックフラワーがクレーちゃんに引っこ抜かれて地面から体を出した
「………ご、ごめんなさい…」
『よぉし逃げるよクレーちゃん！！！』
逃げ回る太陽とか呼ばれてるんでしょ？誰からかわからんけど
太陽………太陽かぁ……可愛い……
私はクレーちゃんを小脇に抱えてトリックフラワーに背を向けて全速力で走った
「Aおねえちゃん足はやーい！！」
『おや？クレーちゃんまさかあんまり反省してないね？』
ギクッという効果音が聞こえるほど体を揺らしたクレーちゃんを目の端で捉えながらアルベドさんがいるであろう……(いなかったら帰る)仮拠点へ爆速で向かおうとした。
「ウオオオオオ」
「A…おねえちゃん……あれ…」
クレーちゃんが前方を指さしたと思えば目の前にヒルチャールの王
この道を通らないとアルベドさんの仮拠点には行けない
急ブレーキをかけた私はクレーちゃんに聞く
『突っ切っちゃう？』
「おねえちゃん…」
『うんクレーちゃんは命に変えても護るから安心して！！』
取り敢えず突っ切る事にした
『もし気づかれても私を置いて仮拠点へ走るんだよ』
「うん！」
『ッハーーーー、死にたくねーー！！』
ダッ、と走り出す
運良くヒルチャールさんは後ろを向いていて、足音をあまり立てなければ気付かれないところにいた
ラッキーと足音を殺して背後を通ろうとした時
目の前に、ヒルチャールの王の
手
『ワァ』
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なす - まじで一生見てたいこの小説www (8月23日 19時) (
レス) id: f137f47347 (このIDを非表示/違反報告)
慧(プロフ) - こんばんは、！！最近原神初めて夢小でやっぱり魈様とタルタルと鍾離様と散兵様は最強ってことがわかりました。フレ申大丈夫ですかね (2023年3月10日 22時) (レス) @page26 id: 61d5fbfc46 (このIDを非表示/違反報告)
響(プロフ) - おさけさんに鍾離先生が当たることを祈っています… (2022年8月24日 6時) (レス) @page50 id: 9f18fae925 (このIDを非表示/違反報告)
三尺三寸仙人 - 高身長組やべぇ(特にタル)って思ってたらトーマが優しかったw (2022年8月22日 0時) (レス) id: 2de5659400 (このIDを非表示/違反報告)
リーラ@9616(プロフ) - 今回も最高や…個人的にディルックの旦那もこの戦争に入ってきて欲しい感はあるけど来たら堕ちるもんなぁ(数名)タルタリさんの激重感情になぜ平静をたもっていられるんやぁ…(いいぞもっとやれ！！) (2022年8月22日 0時) (レス) id: 6934a0f5a2 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おさけ | 作成日時：2022年7月18日 23時
