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12話 ページ14

「いきますよ、御幸センパイ!」


「わかったからさっさと投げろ。これで最後な」


パアンと痛快な音が響き、ボールがミットに収まる。


「もういいだろ。早くダウンして風呂入れよ」


「わかりやした!」


ふと相手と目が合う。確か、沢村サンだっけ。


「お疲れさんです彼女さん!!」


ピシッと気を付けをし、勢いよく腰を90度に曲げて頭を下げる姿が微笑ましくて、クスッと笑ってしまう。


「ピアノ、弾いても大丈夫ですか?」


「お構い無く!!俺たち、今ちょうど練習終わったところなんで、思う存分弾いてください!」


いちいち声が大きいなあ。運動部ってみんなそうなのか。ってか、彼女ってなによ。


ステージ上にあるグランドピアノの鍵を開け、そっと鍵盤を押してみる。


しばらく弾かれていないのか、鍵盤が重い。


ピアノ椅子の高さを調節して、さらっと曲のワンフレーズを弾くと、

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設定タグ:ダイヤのA , 御幸一也   
作品ジャンル:アニメ
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作者名:黒木 のの子 | 作者ホームページ:   
作成日時:2018年4月1日 15時

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