半々喰種ちゃんと青城オカンのお話【ハイキュー】×【東京喰種】 (ページ46)

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立川「私の体はほとんどが人間。でも喰種とな濃密に関わってきたつもりです。」

岩泉「…」

立川「人として喰種を見てきたのは私だけ。喰種は人間と同じように感情がある。人間に一方的に駆られる悲しみ、人肉しか喰べることができない苦しさ。喰種にだって家族、恋人、友人…たくさんの大切な人たちがいる。そういうところを、“ほとんど人間”の私がずっと見てきた。だから私は、人間が喰種を認める世界を作りたいと思ったんです。」

自分のやることを見つけたカネキさんみたいに。

立川「喰種と人間が争って、何か解決すると思いますか？私はなんにも解決しないと思うんです。人間が何人も死ぬか、喰種が破滅するか。喰種が破滅すれば、人間の世界になって、平和ですか？」

岩泉「……。」

立川「喰種が破滅すれば、破滅した喰種の大事な人たち、残された人たちは？ああこれは人間にも言えますね。戦いで死んだ人間の大事な人たち、残された人たちは？」

岩泉「…。」

立川「争いで解決しようとしちゃ駄目なんです。ちゃんと話せばきっとわかる。実際、あるんですから。人と喰種がわかりあえるってことは。」

岩泉「……あんていくの…？」

立川「そう、店長さんもそうですね、でもまだまだたくさんいます。わかりあえた人たちがいるなら、もっともっとわかってくれる人たちがいるはず。それを私は増やしたい。だから、頭の固いバカな奴、すぐに噂を鵜呑みにするクズ、CCG連中を説得したい。人として喰種を見てきた私なら、きっとやれる気がするんです。」