半々喰種ちゃんと青城オカンのお話【ハイキュー】×【東京喰種】 (ページ45)

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岩泉「んで、本題ですが。」

立川「………本題ですね。」

岩泉「話してくれるんじゃなくて？」

立川「あ、いや。どうしよ。」

岩泉「考えてなかったのかよwww」

立川「うー……。」

岩泉「じゃ、勝手に進めてくわ」

立川「え？」

岩泉「怖かったろ？喰種と人間のどろどろしたとこ見てきてさ。」

俺も色々調べてみた。そういって笑った。

立川「……怖かったです」

岩泉「やっぱなー。元気に振る舞ってはいるんだけど、怯えてんのバレバレ」

立川「…………私は…怖かったし…なんで20区に行こうって思ったかっていうのは、カネキさんを助けたいのが理由じゃないんです。まぁ、それもあるんですけど…。」

岩泉「？」

立川「……私は、ほぼ人間の血ですけど、喰種の血も混ざってます。」

岩泉「あー、まあな。でもほぼ人間だろ」

立川「確かにそうです。身体は普通の人間ですし、今までの人生もほとんど人間として生きてきました」

岩泉「おう」

立川「でもいくら人間と同じようにしたって、私には喰種の血が流れてるんです。」

岩泉「…」

立川「ずっとそれが悲しかった。カネキさんっていう私よりもっと酷い境遇の人と出会って、ああなんだ、私は大したことないじゃないか。そう思ったけど、少し喰種っていうのは事実。何も変わってない。」

岩泉「…」

立川「カネキさんは大切なものを守るために戦うって、自分のできることを見つけてた」

岩泉「おう」

立川「でも、私は自分にできることなかった。だから悲しかった。」

立川「カネキさんを見てて、自分にできることは何だろうって考えたんです」

岩泉「？」