独占欲 1 ページ3
「鬼灯様、天国から人材貸出しの要請が来ています」
不喜処地獄の視察をしていたら、部下である、Aが小走りでやってきた
新卒の、唐瓜さんを連れて。
そこで私は、金棒を握る力が強くなるのだった
最近おかしい。
Aが、他の男と仲良く会話しているだけで、腹が立つ
でも今はそんな事よりも
「天国の世話まで、してられませんよ」
地獄だけで、手一杯だ
「不喜処地獄も従業員不足ですもんね〜・・・どうしよ？」
顎に手を当てて首をかしげる
その姿が可愛くて、愛しくて、抱きしめたくなったけれど、我慢する
「というよりも、これ以上仙桃はいりません。万能薬は多いと堕落を招きます」
「でも・・・お手入れは大事です！」
「草刈りだけでもって・・・」
「まぁ・・・そうですねぇ・・・」
もうこんなことじゃなくて、Aを抱きしめたり・・・キスしたり・・・その先だって・・・
「鬼灯様ァァァァァ！！」
「！茄子さん、どうかしましたか」
欲求と格闘している私を引き戻すように、茄子さんが走ってきた
「ハァハァ・・・すみません、忙しい中・・・も、桃太郎とかいうのが来て・・・！」
「桃が来た？いりません」
「あ、いや別にお中元とかじゃないんですけど・・・とにかく来てください！」
茄子さんが引っ張るので、Aの袖をつかんで無理矢理ひきつれる
「あっ？！鬼灯様っ？！」
Aはこけそうになりながらも、私の腕をつかんでついてくる
嗚呼、愛おしい
思わず腰を抱いて引き寄せた
「鬼灯・・・様///」
「私から、離れちゃいけませんよ」
「ッ///は、はい・・・！」
耳元で囁くように言うと、すぐに赤面した
「ラブラブですねー・・・」
「悪いですか？それより、その桃太郎とかいうヤツはどこに？」
「あ、アイツです！」
茄子さんが指さす方に、桃を全面にアピールし、刀を構えた変人がいた。←
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 232人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヤンデレ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
はっくん - 鬼灯様か白澤様に食べられたいなって思った。(真顔) (2019年5月2日 19時) (
レス) id: 4bff800c1b (このIDを非表示/違反報告)
♪美桜♪ - 両方とも最高でした！ヤンデレの話いいですよね☆ (2018年9月29日 8時) (レス) id: 951996096a (このIDを非表示/違反報告)
僕は豚じゃない！！by白澤 - ヤンデレ系が好きだ！愛してる! (2017年2月28日 11時) (レス) id: 8038c86eb0 (このIDを非表示/違反報告)
黒蝶 - 楽しませてもらいましたｗｗｗ 私的には、バッドエンドの方が気に入ってます（＾＝＾）ｗｗｗ (2016年7月25日 4時) (レス) id: 0275dd73bb (このIDを非表示/違反報告)
シュール - BADとhappyどっちとも良かったです。白澤楽しみにしてますよ！！ (2015年6月13日 15時) (レス) id: 8643cc8b93 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
