第五章 幼少期 ページ8
今日は母さん､若菜さんの出産の日｡俺が姉になる日。
鯉伴「………ｳﾛｳﾛ」
首無「落ち着け鯉伴様」
鯉伴「落ち着けるかァ！！」
ぬら「おうおう､落ち着け鯉伴。Aを見てみろ｡静かに本を読んでやがる」
襖の前で腕を組み顎に手を当てうろうろする鯉伴
Aは一人､黙々と5cm程の分厚い本を読んでいた
『………ﾍﾟﾗ………』
首無「A様の方がよっぽど大人だ」
鯉伴「うぐっ……」
『うろうろするのも別に悪くないと思うが』
本から目を離さず話し出す
『心配しているんだろ？つー事はそれほど大切な証だから俺はいいと思うぞ｡度が過ぎるのは良くないがな』
鯉伴「Aー！オレの味方はお前だけだ！」
抱きつく鯉伴を撫でるA
(((どっちが大人？)))
妖怪達はその光景を見てそう思ったのだった｡
「おぎゃああぁぁぁー！」
鯉伴「産まれた!?」
襖をスパーンと開き､若菜に駆け寄る
Aは本を閉じ､遠慮がちにゆっくり中に入り､少し離れた所に座る
「おめでとうございます！元気な男の子です！」
ぬら「行かなくていいのか？」
『行っていいのか解らない』
ぬら「そうか｡わしは行っていいと思うぞ｡あやつらも来てほしいと思っているんじゃねぇのか？」
『……』
若菜「可愛い男の子…鯉伴さん､名前をつけてあげて」
鯉伴「ああ……そうだな………！Aお前がこの子に名前をつけてあげてくれ」
『……！？』
ぬら「ほらな｡行ってこい」
『ｺｸﾘ』
『…じゃあ……リクオ……なんてどうだ？』
若菜「素敵な名前ね｡リクオ…」
鯉伴「あぁ！よろしくなリクオ｡ほら､A。お前の姉だよリクオ」
『…よろしくな｡リクオ……(微笑』
「「「!!!!!!////////」」」
初めて笑った顔を見た鯉伴達は一時Aに見惚れていた｡
その美しさに女妖怪さえも見惚れてしまっていた｡
リクオ「あうっ！(ﾆｺ」
『…(ｷﾗｷﾗ』
俺に弟が出来ました｡
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マッキー(プロフ) - 続きが読みたいです！もう更新しないんですか？ (2019年10月7日 11時) (
レス) id: c3dba65f60 (このIDを非表示/違反報告)
はろー - なにげに文豪キャラの名前出てる！ 更新頑張って！！ (2018年3月26日 22時) (レス) id: efcd350317 (このIDを非表示/違反報告)
シノギ(^o^)ｵﾜﾀ(プロフ) - 皆様のお陰で再開することが出来ました｡大変遅くなりましたが応援してくださりありがとうございます！ (2018年3月6日 16時) (レス) id: d0bed8f722 (このIDを非表示/違反報告)
シンア - 続き気になります(*⌒▽⌒*)更新楽しみにしてます(*⌒▽⌒*) (2018年1月25日 8時) (レス) id: b478a7ecf3 (このIDを非表示/違反報告)
春歌 - 続きがすごく楽しみです!!頑張ってください♪ (2017年11月26日 21時) (レス) id: b5a85efb84 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：弥生 x他1人 | 作成日時：2016年12月19日 1時
