【ハイキュー】ど う し て こ う な っ た 。【白鳥沢】

可笑しい ページ14

白布side


「....！！うわ、ああああっ！？！」


思わず後ずさってしまった。Aさんは首を傾げている。あ、その顔も美しいです....！！


「....そんなに嫌だった？なんかごめんね」

「い、いいいい、いいいいえ...！！そ、そん、そそそそんなことないです....！ちょっと、ビックリしちゃって....す、すすすみませんん...」


ならよかった、と少し和らいだ声で言うAさんは神なんだと改めて確信する。

俺の.....神様...！！


「そんなに汗垂らしてたら、身体冷えて風邪ひいちゃうよ。このハンカチ、使って？」

「エッ」


ん、と差し出すハンカチを恐る恐る受け取ると、Aさんは「ちゃんと汗、拭いといてね。絶対だよ？」と念を押すように言ってきた。


「で、でも.....俺、の汗が染み込んだハンカチ、なんて汚いですよ」

「別に返さなくていいよ。他にもハンカチはあるし、一枚あげる」


「いつも頑張っているからさ...私からのプレゼント」なんて言わないでくださいよ...。

ますます好きになっちゃうじゃないですかぁあ....反則ですよ、Aさんんん....ッ


「で。賢二郎はいきなりどうしたの？そんなに急いで.....何かあった？」


声色で本当に心配しているんだと分かる。


A、さんが....っ、俺の心配してくれている....！どうして、そんなに優しいんですかあ...ッ！！かわいい、すきですぅぅ....！


「い、いえ、そんな大したことでは、ないんで、だ、だだ大丈夫です...」


Aさんは「....そ。じゃあ私はもう行くね」と階段を登っていく。

そこに、「Aちゃあん！！」と大声を出す人影が現れた。声を聞いてすぐにわかった。


「覚」

「ウンウン、そうだよー！！Aちゃんのだあいすきな覚だよー！！」


そう言って肩を組む天童さんに軽く殺意を覚えた。
よくもそんな寝言言えますね。あんまり調子乗っていると....原型無くなるまで切り刻みますよ。


「好きっていうのは否定しないけど....耳元で大声出されるとうるさいわ、覚」


は、あ？


「素直....ッッ！！俺、素直な子ってだあいすきなんだあ♡俺もAのこと大好きだよッ！♡」

「ありがとう」


なに俺の神様に大好きとか言ってもらってんだ殺すぞ天童。(※先輩)
Aさんも嘘なんですよね分かります今すぐ家から包丁持ってきてそいつ殺してやりますから。


「あ、勿論賢二郎も好きだよ」


ひい、っ、

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