先輩、聞いて。【緑川駿】

listen 9 背中を押された言葉が真実です。 ページ10

＊

______先輩にはあの人が居るのに。

緑川side

出水「そんなに気になる？」

緑川「でも、気にしてもしょうがないよね…
俺は先輩の彼氏でもなんでもないのに」

出水「饗場さ、緑川に彼女が居るって
勘違いしてるだけで、緑川を嫌ってるわけじゃないんだぜ？」

緑川「……はい？」

俺に彼女？

出水「だーかーらー緑川に彼女が居るって
勘違いしてるみたいで、緑川がした事を
黒江にはバレたくないみたいでさ」

緑川「待って、待って！！
俺に彼女？なんで双葉？」

出水「さぁ？」

？「饗場は緑川の事が好きなんだよ」

出水/緑川「「うおっ！？」」

後ろを向くとよねやん先輩がいた。

緑川「よねやん先輩、デマカセは駄目だよ」

米屋「いや、本当だって！！なぁ、弾バカ」

出水「弾バカ言うな！！
まぁ、ホントだけどな〜」

緑川「いや、だから」

米屋/出水「「ホントだって」」

米屋「ツーわけで頑張ってきな？」

緑川「え？」


出水「だから、饗場に告白って事だよ！！
二週間前は饗場が緑川に
告白しようとしてたんだぜ？」

緑川「じゃあ、俺勘違いして……」

米屋「二人とも遠回りって事〜」

緑川「それって全面的に俺が悪いじゃん」

出水「誤解解く為にも
頑張ってこいよ〜」

米屋「そうだぞ〜緑川！！ガンバ！！」


先輩達が背中を押してくれた。
だから、




俺も頑張らなきゃ！！





緑川「うん！ありがとう！！
頑張るよ！！」

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