listen 6 俺だって男なんだ ページ7
*
______俺は、先輩の事が好きで、
幸せになってほしいから言ってるのに______
緑川side
「緑川には分かるわけない。
じゃあね」
先輩から冷たく発された言葉。
《緑川には分かるわけない》
何なのそれ。
俺はその言葉に少しイラついた。
だから、先輩の手を掴み、
仮眠室に向かった。
「ちょっ、緑川離してよ」
緑川「やだ」
「なんで?黒江を置いてきたら駄目だよ
早く手離して、黒江のとこ戻んな」
この一言で俺は足を止めて
先輩を壁まで追いつめた。
ドンッ
いわゆる、壁ドン。
でも、先輩は俺にこんな事されても嬉しくはないだろう。
逆に嫌われたかもしれない。
でも、別にいい。
先輩に嫌われたらこの気持ちだってなくなるんだ。
「えっ……緑川?」
緑川「先輩……俺の事嫌いになってよ」
「…………は?」
チュッ
俺は強引に先輩にキスをする。
先輩の口をこじ開けて舌を入れる。
「ん、…ふぁ…ん、んッ……」
俺は、キスするのをやめ、
カリッ
先輩の首元に噛み付く。
「んッ、……ん…」
そして、赤い印をつける。
キスマークを。
「ちょっ、緑川!!」
緑川「黙ってて下さい、先輩。
俺だって、
俺だって、男なんです!!」
「っ……」
顔を赤くしてこっちを見つめてくる先輩。
「サイテー!!」
パンッ
俺は先輩に頰を叩かれた。
「緑川の事……嫌いにはなれないよ」
先輩の目には涙が溜まっていた。
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abcd ef0311(プロフ) - 向葵さん» ありがとうございます!頑張ります!!名前は違いますが絵馬です。絵馬です。 (2018年7月22日 21時) (レス) id: b9a0d6a8b0 (このIDを非表示/違反報告)
向葵 - 面白いです!!! 頑張ってください!! (2018年7月22日 21時) (レス) id: 38ef399b5a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:絵馬 | 作成日時:2018年7月21日 15時