夕日 16月 ページ16
赤司side
あの後、屋上から出て、
2人で廊下を歩いている。
何で2人なのかって?
黛は先に帰ったからだ。
黒子「大丈夫でしょうか…」
赤司「何がだい?」
黒子「部活…抜けて来たじゃないですか」
赤司「その時はその時だろう。」
黒子「それならいいんですけど…
赤司くん…」
赤司「ん?」
黒子「あれ、本気なんですか?」
赤司「あれ?」
黒子「俺が殺すって…」
《その時は俺が…お前を殺してあげる。
だから、それまでは…
俺の為に生きてくれ。》
赤司「あぁ、本気だ。」
黒子「どうして…」
赤司「本人が死を望んだ。
俺は、それに応えたかった。
だから、黛がいつ、死を望んでも
俺が殺す。
そう決めたんだ。」
黒子「赤司くん…
君は、大切な人を失った事はありますか?」
______そんなの
赤司「あるよ。」
___________あるに決まってる。
黒子「そうですか…」
俺は、死を望んではいない。
でも、
あいつは…
死を望んでいる。
______________早く、殺しちゃいなよ。
_____そうでしょ?
_________約束したんでしょ?
『したさ、約束なら。』
________じゃあ、早く…
__________殺してあげなよ。
_____その方が、
________失うものも少ないよ。
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作者名:モノノベ | 作成日時:2018年6月17日 14時