・ ページ22
「………うわああああああん」
「まふー、まふまふー、よしよし」
僕はみんなに慰められている。
僕がみんなを慰める事になると思ってワクワクしながらドアから出たというのに。
......................................................
「まふ、くん。呼び出しちゃってごめんな?」
「え、うん全然大丈夫だよ、どしたの?」
僕の心臓の音は止まらない。
息を必死にしていつも通りを装う。
Aはいつもとは少し違って耳に髪をかけながら少し頬を赤らめてしどろもどろと喋り始めた
「あの、この前海で溺れた時助けてくれたじゃん?そのお礼ではなんだけど、飲み物、なんかすきなの、とかある?…かなぁ、、って」
「…………へ」
「?」
僕の口から出てきた掠れた声はあまりにも想定外で。
なんだ、そんなことかってホッとする自分がいる。
でも何故か悲しくて、何故か期待してて、何故かAが……愛しく見えて。
「…Aが買ったの僕にちょうだい」
「え、ぅあ、私センスないんだけど」
「………違うの。Aが飲んだのちょうだいよ」
「?!…ま、まふく、ん、それって」
引き気味で目を見開いて顔が真っ赤になる。
うらたくんの時は何も意識してないくせに、僕の時にはそんなに真っ赤にするの?
期待していいの?それともそれも罠なの?
「関節キスしたいの?!まふくんそういう性癖の持ち主で?!」
「っは?!あの、これはそのあの!」
「……いいよー、弟みたいな感覚ですればいいんじゃないの?」
心の片隅に自意識過剰な僕がいたことに怒っていて。
「っ……なにそれ」
527人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「歌い手」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
まふらーたおる - 伊東歌詞太郎ですか?東ですよ (2019年4月5日 22時) (レス) id: bf948515ff (このIDを非表示/違反報告)
水飴 - 大好きです!!!!どんなに遅くても更新待ってます!! (2018年12月19日 16時) (レス) id: 5395c8929d (このIDを非表示/違反報告)
心愛 - 更新楽しみに待ってますので戻ってきてください!終わらないで(´;ω;`) (2018年12月11日 22時) (レス) id: 1b1d47c664 (このIDを非表示/違反報告)
雀 - おうえんしてます!こうしんがんばってください!! (2018年11月1日 18時) (レス) id: 5395c8929d (このIDを非表示/違反報告)
そらる大好き人間 - こ う し ん が ん ば っ て! (2018年9月27日 16時) (レス) id: 5395c8929d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ