男子校だなんて聞いてない2【歌い手】

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｢あ、そらまふや｣

｢脅かすよ、ほらA｣

｢……ヤダヤダヤダヤダ無理無理無理無理｣




怖すぎ、って笑われたけど私より完全にこの場の事言った方が良い。


たまに通る風がぶるっと肌を通っていく。


｢っひぁ！！｣

｢ｯ……？！なにやってん？！｣


ビクッと肩を震わせてこっちを真っ赤な顔で向くさかたん

私はひたすら訳の分からない言葉をズラズラ喋った。


｢……ぁだ、絶対やばいやばいここやらlkべsvかc▽2｣

｢いや何言ってんの｣



うらたんに真面目に返される。




｢……怖いんなら、俺に掴まっとけば？｣

｢ん？俺でもええよ？｣





そう言ってそっと寄ってきてくれた。

私は2人の服の袖を持ってひたすら下を向いていた。





｢…いっせーのーで｣


小さく聞こえた坂田の声。その瞬間掴んでいた袖が急に上へ上がった。

2人が立ち上がっていた。

ビックリと恐怖で訳が分からない。

私も思わず立ち上がる。



｢〇す！！！！！！！！｣ ｢オラぁぁぁぁあ！｣


｢うわっ、……違う意味で怖い｣

｢ヒィっ！！！！A可愛い！！｣



まふくんとそらるがそう喋る。



｢…え、A？｣

｢どしたの？！何やったんですかうらさかぁ！｣


そらるとまふくんが怒り出す。

うらたとさかたんが慌てて袖につかまっている私の顔を覗くと



｢……うぁ、こわいぃぃ｣



なんて言いながらボロボロ泣いてしまっていた。


後でその記憶消去しておこ。

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