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40話 ページ42

No side



自動販売機の置かれる小さな休憩所。


そこへやってくると一郎、左馬刻は小さなベンチに腰を下ろした。


左馬刻「…で?説明しやがれこのダボ。」


一郎「なんでてめぇなんかに教えなきゃなんねーんだ。金輪際あいつに近づくな。興味を持つな。忘れろ。」


左馬刻「んだとクソガキ!もっぺん言ってみろ!」


銃兎「こらこら、お二人とも。ここが病院だという事をお忘れですか?」


一人、立ってその様子を見ていた銃兎はまたか、とため息をつき仲裁に入る。


山田「入間さん…だったよな。そこのうるせー奴連れて帰ってくんねーか?」


左馬刻「そろそろ本気でぶっ飛ばすぞ?あ”ぁ”!?」


銃兎「あのなぁ…お前ら…!」



止めに入ったのもつかの間、再び喧嘩が始まれば銃兎はその様子を見て呆れたため息しか出なかった。



「二人とも、病院では静かにしようね。」


そこには長身で、長い髪を持つ男…基、神宮寺寂雷が立っていた。


左馬刻「先生か…」


寂雷「えぇ。一郎君と会えばこうなるだろうと思って後で連絡しようとしたのですが…流石に情報が早いですね。」


穏やかに笑う長身の男は入間の方を見て小さく笑った。


寂雷「さて、二人がいる事だし、Aちゃんのことを話そうか。」


優しげな表情は一転。


柔らかく弧を引いていた瞳は開かれ、キツイ眼差しへと変わった。




一郎「寂雷さん、悪いけどこいつには…」


寂雷の話に一郎は立ち上がり、左馬刻を横目に見ながら口を開いた。



寂雷「…知る権利はあるんじゃないかな、一郎君。彼は君より彼女の事を知っているだろうしね。」


寂雷のその言葉に、一郎は苦虫を噛んだような表情をすると大人しく口を閉じた。

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琳檎(プロフ) - しれっと更新再開します…。これからもよろしくお願いします…( ._. )" (6月20日 22時) (レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
琳檎(プロフ) - 嵯峨野 繆謎さん» お久しぶりです。( 'ω')ノほんとに遅くなってすみません、こんなに早くにコメント下さって泣きそうな位嬉しいです!!! (2020年8月22日 0時) (レス) id: 2253c94c55 (このIDを非表示/違反報告)
嵯峨野 繆謎(プロフ) - やっと更新されたあああ!ずっと待ってました!! (2020年8月21日 23時) (レス) id: 58baba6999 (このIDを非表示/違反報告)
琳檎(プロフ) - 叶芽さん» コメントありがとうございます、続きだすの遅くてごめんなさいね(´;ω;`) (2020年8月21日 23時) (レス) id: be3a7aa177 (このIDを非表示/違反報告)
叶芽 - 続きが気になりました!これからも頑張ってください!応援してます! (2020年5月28日 17時) (レス) id: ab515b650e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:琳檎 | 作成日時:2020年4月13日 1時

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