番外編 昼休み ページ4
倫side
一也君と振りで付き合ってから数日、
屋上で一緒にご飯を食べるのが日課になった。
御 「今日も弁当作ってきたのか?」
倫 「そうだよー食べる?」
御 「じゃー卵焼きちょうだい」
倫 「はーい。これで午後の部活頑張ってね!」
一緒にご飯を食べながらたわいも無い話をする
ただ、あたしには少し気になる事が・・・
倫 「一也君さ、
いつも昼休みはスコアブック読んでたんでしょ?
今いいの?」
御 「え?(一緒に飯食ってる間は
まさか読むわけにはいかねーって思ってたんだけど)」
倫 「あたしに気にせず持ってきなよ!」
御 「いや、でも・・・」
倫 「いいから!」
・
・
・
次の日
御幸side
確かにスコア読む時間が減ったと思っていた俺は、スコアブックを持って屋上に行った
倫 「あっ、持ってきたね〜」
御 「あぁ、でもいいのか?」
倫 「いいのいいの!
あたしお昼寝するから」
御 「じゃあ遠慮なく・・・」
壁に寄りかかってスコアを読み始めた
しばらくすると、左隣から寝息が聞こえてくる
御 (マジで寝たのか)
気、使わせたかなー
と思っていると、
コツン
と左肩に何かがあたった
倫 「スースー」
倫が俺の肩に寄りかかって寝ていた
御 (まじか・・・)
全然起きる気配が無い
御 (無防備すぎんだろ)
安心しきって寝息を立てる
嘘の彼女を見る
御 (やっぱ・・・かわいい・・・よな)
俺は雑念を払ってスコアに目を向けたが
全然集中できなかった
・
・
・
亮 「何あれ」
倉 「ヒャハ!亮さん、
今日練習でボコボコにしましょう!」
純 「あいつら!漫画みてーな事しやがって!」
亮 「ひがまないの、純」
怖いチームメイトが覗いているなんて
知る由もなかった
82人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Rin | 作成日時:2018年5月13日 15時