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朝起きて、なぜか高校に入ってから日課になってしまった
おは朝占いを見るため私は談話室へ……。
そこにはすでに真太郎と和成くんもいました。

高「ふわあああぁ〜……ねみぃ。」
緑「変なあうびをするな、高尾。」
高「仕方ねーだろ。昨日あの後、宮地サンがミラクルシュート
 決めるまで付き合ったんだから。」

それはバスケのレトロゲームだった気が…。
宮地先輩、昨日のスウィッシュ、根に持ってたんだ…。
なのに、きっと真太郎は連続ミラクルシュート出しただろうなぁ…。
そりゃあ、和成くんも寝られないわ…。

高「Aちゃんはゲームが始まる前にいつの間にかいなくなってるし、
 大坪サンも木村サンも途中で帰るし、真ちゃんも勝手にいなくなるし…。」
緑「睡眠不足は健康の大敵なのだよ。」
貴「ていうか、ゲームしてたら、その後眠れなくなるよ?」
高「わかってっけどよ〜。」

「おは朝占い〜」

あ、この音……。

緑「む!はじまるぞ。」
高「あー、おは朝占いな。談話室のテレビ前にスタンバるなんて、
 さすが真ちゃん…。そしていつの間にか、Aちゃんまでハマってる…。」
緑「高尾、少し黙るのだよ!」

おぉ、おとめ座4位。まあまあだけど、最下位に比べたら全然マシだ。
しかも、ちょうどラッキーアイテムがヘアゴムだから、
手首につけてるし、準備いらないね!

高「ブハッ!今日のかに座のラッキーアイテム、『ヘビのぬいぐるみ』ってなんだよ!?
 そんなん用意できるわけねーし!どうすんだよ、真ちゃん。」

和成くんが笑いながらそう言うと、真太郎はソファの裏を探り始めた。

高「ん?ソファの裏にあるわけ…。」
緑「フン、抜かりはないのだよ。」

得意げにヘビのぬいぐるみをニョロリと取り出す真太郎。
ぬいぐるみだと分かってても気持ち悪いんだけど…。

高「ちょっ!準備良すぎだから!!
 てか、ヘビのぬいぐるみとかあったのかよ!!??」
貴「でもちょっとリアル…。」
緑「これが人事を尽くすということなのだよ。
 よし、これで今日のかに座はラッキーアイテムで運気も補正……。」

その時グゥゥ〜と誰かのお腹の音がなる。
誰か…って真太郎だ…。

高「ブッ…!ちょっ…今のってもしかして真ちゃんのお腹の音…。
 ラッキーアイテムが見つかって、安心しちゃったとか?」

和成くんを睨む真太郎。

高「ちょっ…真ちゃん、目がマジだから…。」

2−3→←2−1 抜かりはないのだよ



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作者名:甘味処〜奏多〜 | 作成日時:2017年3月5日 10時

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