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高「『王手!』って言うのは気持ち良さそうだからやってみてーんだけどなー。」
緑「今のままでは、その前に投了に追い込まれるのだよ。」

高「やっぱオレはもっと簡単なヤツがいいなー。
 あ、そう言えば談話室に他のテーブルゲームも置いてあったよな。
 『人生スゴロク』…だっけ??あれなら何人でも出来るし、
 今夜あたりセンパイたち誘ってみよーぜー。」

また、ゲームやるの……?まあ、やるなら今回は私も参加しようかな。

木「おう!お前ら何の話してんだー?」
宮「そろそろ練習はじめっぞ!」
高「あ!センパイ、丁度イイところに!
 今夜、談話室でみんなでゲームしたいなって話で…。」

え?和成くんがただ言い出しただけでしょ…。
私たちはまだやるとは言っていない…。

宮「はぁ?ゲーム?フリースローのゲームだったらもう付き合わねえぞ。」」
大「ああ。あの緑間が圧勝したやつか。」

高「ちがいますよー、みんなで出来る『人生スゴロク』がいいなーって、
 思ってるんすけど。」
木「おお、懐かしいゲームだな。」
宮「ああ、まあボードゲームならいいか。」

大「よし、とりあえずその話はまた後だ。練習始めるぞ!
 午後は、海常戦の反省を踏まえて、フォーメーションの練習からだ。」
高「よっしゃ、午後練も気合い入れていくぜ!」
大「アップはじめ!」

『うっす!』

そして、夜の談話室。

緑「『風水にはまり、部屋中を黄色く装飾する』…出費か。」
高「プッ、何それ。普通に真ちゃんやりそうなんだけど!すげえリアル!」
緑「うるさいぞ、高尾。…む?このラッキーカードが使えるな。
 『風水のおかげで金運急上昇、宝くじで大当たり』」
高「まじで!?ずりぃ!」
宮「うおっ、5万ドルゲット!?マジかよ…。」

風水すごいね…。

大「オレは……あ、また子どもが生まれたな。」
木「くそっ、祝い金いくら持っていくつもりだよ!」
宮「つーか、大坪んとこ子沢山過ぎだろ。4人目?5人目?」
大「5人目だな。…まだ就職したばかりだというのに。」
宮「イイじゃなえか、確か就職先は一流商社だろ。」

人数が分からなくなるほど子供が生まれるって…。

宮「オレは…おっ!『街でスカウトされて、芸能界デビュー。
 ドラマで活躍する若手俳優に!』」
木「宮地お前も順調だな…。オレにも良いイベントきますように!
 『ひどい花粉症で通院』…。」

ズーンと木村先輩が落ち込んでいる…。

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作者名:甘味処〜奏多〜 | 作成日時:2017年3月5日 10時

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