姫だけど、守りたい

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ﾐﾂﾖ「さぁ、どうだか？」

ｻｸﾗ「そもそも私が自分自身を封印したことを知っている人すら少ないのよ？
知ってるのはエンマ、カイラ、ミツヨ、あとは酒呑童子…」

カイラとエンマが封印を解くはずがない
そもそも、あの二人は解き方を知らないのだから
酒呑童子もそう…解き方を知らない

ｻｸﾗ「この中で封印の解き方を知ることが出来るのは、情報収集の妖術が使えるミツヨだけ…！」

ﾐﾂﾖ「さすがサクラね…そうよ、封印を解いたのは私」

ｻｸﾗ「それも、記憶の封印だけらしいわね」

ﾐﾂﾖ「だって、力の封印と姿の封印は解くと私が不利になるでしょ？
有利になるのは記憶の封印だけ」

ｻｸﾗ「ミツヨ…貴方は一体何を企んでいるの？」

力と姿の封印を解くと不利になるってことは…

ﾐﾂﾖ「私の今回の獲物はね、妖怪ウォッチオーガなの」

ｻｸﾗ「な！？」

ﾐﾂﾖ「サクラがオーガの所有者を庇うと、色々厄介なのよ」

ｻｸﾗ「だから、私が苦しむ記憶の封印だけ解いたのね」

ﾐﾂﾖ「その辺りは、ご想像にお任せするわ」

ｻｸﾗ「…たとえ貴方が敵でも、妖怪探偵団の皆は守るわ…！」

皆の笑顔は、絶対守りきってみせる！

ﾐﾂﾖ「なんとでも言えば良いわ！どうせ今の貴方は力を封印してるから私より弱いもの！」

ｻｸﾗ「っ…」

ﾐﾂﾖ「楽しみにしているわ、貴方と戦うのを」

そう言い、ミツヨは消えた

ｻｸﾗ「絶対に、守るよ」

皆の幸せは壊させやしない…！

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